800MHz 帯の再編により空白となった 900MHz 帯をめぐり、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、イー・アクセスの4社が利用を申請していた件で、総務省の諮問機関である電波監理審議会は、ソフトバンクが適当との答申を行いました。900MHz 帯をめぐる喧騒はこれにて実質決着となります。

周波数の低い / 波長の長い 900 MHz 帯は建物などの影響を受けにくいため、特に屋内で繋がりやすい「プラチナバンド」と呼ばれています。ドコモ、KDDI はすでにプラチナ保有組のため、今回の選定はソフトバンクかイー・アクセスかと言われていましたが、結果としては大規模な設備投資計画をアピールしていたソフトバンクが地力を見せた格好となりました。

大半の利用者にとってみれば周波数特性など知ったことではなく、Vodafone 時代から屋内に弱い、繋がりにくい、といった苦情は少なくなかっただけに、ソフトバンクには悲願のプラチナバンドと言えます。同社はすでに 900MHz 帯の設備投資をはじめていると言われており、要の iPhone 4S が 900MHz 帯に対応していることを考えても、早晩の回線品質向上が期待されるところです。

このごろドコモや KDDI が回線トラブルを続発させていることや、一方でドコモが LTE 対応 iPhone を発売するらしいという噂を鑑みれば、キャリア三国志は新たな局面を迎えた感じ。ちなみに次のプラチナ争いはテレビの地上波デジタル化で空白になる 700MHz 帯。こちらは2015年までに決定となる予定です。

追記:
イーアクセスとは僅差でソフトバンクに決まった流れはケータイWatchが詳しく解説しています。また 700MHz と 900MHz の再編を混同していた点を修正しました。失礼しました。