アップルの新 iPad 発表イベントは米国西海岸時間で3月7日午前10時から、日本時間では8日の午前3時から。このページで発表内容の速報を更新します。
発表されたのは:
・新 iPad。縦横2倍の2048 x 1536 解像度と色域も拡大した Retinaディスプレイ、2コアCPU・4コアグラフィックのA5Xプロセッサ 、iPhone 4S同様に強化された背面 iSightカメラ。下り最大72MbpsのLTE対応。およびHSPA+ 21Mbps、DC-HSDPA 42Mbpsも対応。詳しくは発表記事へ。iPad 2 との詳細比較チャートもあります。
・新 Apple TV 。1080p対応や iCloud、アプリ強化。
・iOS 5.1 アップデート。本日より提供開始。Siri は数週遅れて日本語対応。
・iOS用の iPhoto (4.99ドル)。ほか iMovieやGarageBand、標準アプリはすべてアップデート。
イベントの様子は続きの本文へ。
2:54AM
まもなく開始。ステージには iPad らしきなにかがあるものの、新型かどうかは確認できず。
開始。クックCEOが登壇。
まずは「ポストPC革命」について語る。PCがデジタル世界の中心ではなくなり、もっとポータブルで使いやすいさまざまなデバイスが取って代わる時代。アップルはその中心にいる。
iPadは新しいカテゴリを作りだした。ポストPCの主役となるデバイスをひとつでも提供できるのはすばらしいが、アップルには iPad, iPhone, iPod の3種類がある。
ポストPCの主役はアップル、と前置きしていつもの数字列挙へ。
Amsterdamのアップルストア。
世界のアップルストアは362店舗、2011年第4四半期の来店者は1億1000万人。
グランドセントラル店のビデオツアー。
(ポストPC革命の主役である) iPhone, iPad, iPod はすべて iOS ベース。昨年のiOSデバイス出荷は3億1500万台、Q4だけで6200万台。
Siri の日本語デモ。 本日リリースの iOS 5.1アップデートで提供!
続いて、iOSデバイスの App Store について。品揃えは58万5000アプリ。
ダウンロードは250億回以上。
iOS のもうひとつの強みである iCloudについて。「シンプル、エレガント、そして " just works "」。
iCloudユーザーは1億人超。
iTunes in the cloud が動画もサポート。
Eddie Cue に交代してデモ。
iCloud で ほかのiOSデバイスや Mac との連携がさらに強化。
サードパーティー製アプリの追加も容易に。
発売は3月16日。価格は99ドル。
ポストPC時代の寵児である iPad について。
ウェブだけでなくメール、ゲームでも、" Favorite for most things ".
iPad 用アプリは20万超。
「サムスンのタブレット」を持ち出して比較。Twitter や Yelp アプリをサムスン製で映して、スマートフォンアプリを引き伸ばしてタブレットに載せたようだ、と表現。
しかし iPad ではちゃんとタブレット最適化、とアピール。
本日、新しい iPad を発表する。
「オリジナルの iPad が作りだしたカテゴリーを再定義する」。ステージにはフィル・シラー。
ディスプレイは高精細のRetina ディスプレイへ。
アイコンもテキストも滑らかに、読みやすく。
解像度は予想のとおり、縦横2倍の2048 x 1536。出てもいない1920 x 1200 組を超える。
1080pのフルHDTVより100万画素多い。
PPIは264。iPhone は300超で Retina を名のっていたことに対して、使う距離をベースにしてフォロー。
ピクセル数だけでなく、色の再現性も向上。
プロセッサは4コア(グラフィック)の A5X。
4コア Androidタブレットやスマートフォンに採用されるTegra 3 と比較して、「2倍速く、4倍の性能」。
ディスプレイの次は、大きく進化した iSight カメラ。裏面照射5MPセンサー、5エレメントレンズ、IRフィルタ、A5X SoCに組み込まれたイメージプロセッサ。
ISP (画像処理プロセッサ) からアップルが設計。
第3の新機能は1080p動画撮影。
動画撮影機能。1080p、ソフトウェアブレ補正、3次元ノイズリダクション。
次の新機能は音声入力。
最初から日本語を含む6か国語をサポート。
(Siri の音声コマンド認識だけではなく、Androidのような音声テキスト化)。
次は無線。LTE対応!
速度を比較。LTEは下り最大73Mbps
HSPA+ 21Mbps、DC-HSDPA 42Mbps、LTE 73Mbpsに対応。
3GのHSPAやEV-DO と LTEの速度を比較。
シングルデバイスではなく、キャリアのサポートする帯域によって複数のiPadモデルがある。
iPhone と同様、テザリング (パーソナルホットスポット)対応。キャリアが有効にしている場合。
史上もっとも多くの電波帯域をサポート。
新機能を列挙したところで......
果たしてバッテリーの保ちは?
10時間駆動を維持。4G接続でも9時間。
厚さは9.4mm。iPad 2の8.8mmよりやや厚く重い。
カラバリは白と黒、16GB 499ドル、32GB 599ドル、64GB 699ドル。4G版はそれぞれ629、729、829ドル。
発売は3月16日。
日本でも3月16日発売!
23日にはさらに多くの地域で。
標準アプリはすべてアップデート。
しかし iPhone 4 の Retina移行と同様に、サードパーティー製アプリはなにもせずにそのまま利用可能。文字やUI部品などは自動的に高精細で描画される。
もちろん、最適化すればすごいことになる、と前置きして、パートナー開発者の紹介。まずはナムコから。
「新フライトシム」のSky Gamblersを披露。プロセッサの進歩でグラフィックを強化。
プロセッサのおかげでこれまでにないディテールを書き込むことができ、Retinaで余すところなく表示できる。「ゲーム機クオリティ」かつ、iPadでしか体感できない。
iOS独占タイトルとして今月発売。
次は Autodesk。ドローアプリの Sketchbook Ink。
解像度非依存のドロー系。ネイティブ解像度に制限されずにエクスポートが可能。
こちらは4月、iPad独占。
続いて、EPICのMike Capps。
Infinity Blade の新作、:Dungeons。
「メモリも解像度も、Xbox 360よりもPS3よりも上」。
HDRやトーンマッピングなどグラフィックの進歩、ゲームの新要素も多数追加。
アップルの iWorkも。従来どおり9.99ドル / アプリ、アップデートは無償。
GarageBandも iCloud対応や Note Editorを加えてアップデート。
本日リリース。
iMovie (for iOS)もメジャーアップデート。
ご家族のホームムービーを映画風に!のいつものデモ。
こちらも本日リリース。
まだまだ行きます。続いてiPhoto
大量の写真の管理とブラウズ、エフェクトやタッチ編集。
写真&ビデオアプリのチーフアーキテクト Randy Ubillos氏がステージで解説。
19メガピクセルまでの写真をサポート。
ワンタッチ補正で、水平線を水平に補正。
画像の任意の点をタップ・ドラッグして露出やコントラスト補正。
レタッチツールもひととおり搭載。
ジャーナルを作成。アルバムの表紙のようなもの。重要な写真は大きく配置 etc。マップや解説、キャプションも追加。
iTunes 経由や iCloudアップロードで共有。
iPhoto (for iPad)は本日発売、4.99ドル。また民業滅殺!
まとめビデオデモ。ホームボタンやドックコネクタは従来と共通。
Retinaディスプレイについて。こちらは従来モデルのサブピクセル。
ドーンと4倍!
PenTileではなくRGB配列。
続いてA5X。「何もかもが速く、滑らかに」。
iPad 2も継続して併売へ。100ドル値下げ。
「世界でいちばんイノベーティブな人々と仕事ができることは生涯の栄誉」etc。
さらに、2012年にはまだまだ多くの発表があることを予告。「まだはじまったばかり」。
イベントはここまで。お疲れさまでした。