新しい iPad」が Retina Display にクアッドコアグラフィックス、LTE 対応と着実な進化を遂げながら、サプライズはなかったなどと言われてしまうアップルの発表会ですが、もし one more thing があるならばと噂されていたのが小型の iPad でしょう。iPad mini(仮)はかつてジョブズ氏がその意義を明確に否定するなど、すでに伏線は万全の製品です。

というところで Korea Times がサムスン筋から得たという情報によれば、アップルは 7.85 インチの iPad を計画しているとのこと。アップルとサムスンの愛憎関係をめぐる記事の中で、それでも両社間の契約は昨年の段階で78億ドル規模、現段階で97億ドル規模、そして小型 iPad により年内には110億ドル規模になるだろう、という形で言及されています。

このところアップルとサムスンが右手で握手をしながら左手で殴りあう、なんとも奇妙な関係を続けているのはご存知のとおり。サムスンはアップルとの訴訟を続けながらも関係維持をアピールし続けていますし、部品部門とメーカー部門を切り分けるなどの配慮も行っています。

実際、記事によれば、あれだけ裁判をやりあいながらも「新しい iPad」の液晶はサムスン製とのこと。サムスンはディスプレイ以外にもメモリ、プロセッサ、SSD などを供給していますし、今後は自慢の有機 EL をアップル製品に採用してもらえるよう取り組みを続けているという話もあります。

ちなみに7.75インチという数字は、先日 WSJ が報じた「8インチ級」とも符合するところ。それにしてもこのサイズの iPad が登場すれば、Kindle Fire や他ならぬ Galaxy Tab など、Android タブレット勢との競合はますます激しくなります。