10台のKinect で360度ホログラム風チャットを実現する TeleHuman (動画)

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2012年05月8日, 午後 08:09 in Avatar Kinect
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カナダ クイーンズ大学ヒューマンメディアラボの研究者チームが、Kinect センサーを使った等身大3Dビデオチャットシステム TeleHuman を発表しました。奥行きセンサーとカラーカメラを備えた Kinect は Xbox 360 の純正アバターチャット Avatar Kinect に使われたり、あるいは角度をずらした2台で立体ホログラム風チャットといった応用が発売直後からさかんに試みられています。

しかしクイーンズ大学(カナダのほう) Roel vertegaal 教授らが開発した TeleHuman のすごいところは、ユーザーのリアルタイムキャプチャに10台の Kinect センサーを使い、さらに高さ180cmの半透明シリンダー状ディスプレイに等身大かつ360度の立体映像として表示すること。遠隔地のユーザーと会話しつつ、相手の周りを歩いて背中側に回ったり、身振り手振りや視線といった情報まで伝えることができます。実際のデモ動画は続きをどうぞ。
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リンク先の解説によると、 TeleHuman は高さ180cmほどのアクリル製円筒の上部に、外向きに6台の Kinect センサーを設置した構造。周囲を歩きまわるのはともかく背中や側面はどうやってキャプチャしているのかと思えば、円筒状の本体から2.5m離れた場所に Kinect をさらに4台内向きに設置しています。

ディスプレイのほうは、円筒の底に真上に向けた3Dプロジェクタがあり、上端にある下向きの凸面鏡に反射させて円筒の内側全体に投影します。NVIDIA 3D Vision とPCを使っており、メガネを併用すれば360度ディスプレイかつ立体視で見ることが可能。

実際の様子は動画のとおり。Kinectセンサーの粗さや一台の720pプロジェクタと凸面鏡で表示する関係上、画質はあまり高くありません。が、公式ページでもしつこく繰り返す「スター・ウォーズやスタートレックのような」雰囲気には貢献しているといえなくもありません。研究の意義は「できるから作ってみた」だけでなく、注視や相手との位置、視差効果や3Dといった要素がテレプレゼンスや遠隔コミュニケーションに与える影響云々。また応用として、ビデオチャットではなく3Dの人体模型を表示する BodiPod も提案されています。

真面目に研究成果を詳しく知りたいかた、自宅用に2台セットで作ってみたいというかたはリンク先の論文をどうぞ。高さ170cmのアクリル製円筒(スクリーンになる半透明のものか、自力でヤスリがけ) さえなんとかなれば比較的(?) 手軽に作れそうです。
 
 
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