業界団体による新技術の規格化は悪いことばかりではない。SamsungとQualcommを中心として今年5月の発足されたワイヤレス充電技術の標準化団体 Alliance for Wireless Power(A4WP)が、ワイヤレス充電の新たな規格のガイドラインをリリースした。
この新規格は、WPCによるワイヤレス充電規格「Qi」より長い給電距離と、非接触充電面の素材を選ばないことを売りとしている。また Bluetooth 4.0 のように広く普及した無線規格を利用することで、製造側にとってもハードウェアのコストが低いとしている。今回発表された規格にもとづき、モバイル端末や周辺機器などのメーカーは、磁界共鳴方式によるワイヤレス充電機能を内蔵した製品の開発を進める。

新標準規格の詳細はまだ公表されていないが、A4WP は早期の商用化に向け、10月末に会議を開催した。お役所的と思われがちな業界団体による規格標準化競争だが、A4WPが他の規格と相互に運用を図りつつ、いかに素早くワイヤレス充電デバイスを広められのか、注目したいところだ。

(By Jon Fingas 翻訳:日本映像翻訳アカデミー)