今から5年前、アリゾナ州立大学が開発した電動義足 SPARKy によって、人工装具は大きな進歩を遂げた。 SPARKyは歩行時の運動エネルギーを利用することで、従来は大型のモーターを使わなければ再現できなかった、より自然な歩行を可能にしたのだ。この技術を応用し、次世代の義肢を担うかもしれないのが、ベルギーのブリュッセル自由大学が開発した電動義足 AMP-Foot 2.0 (Ankle Mimicking Prosthetic Foot) だ。


AMP-Foot 2.0は、力を感知する2つのセンサーで脚部の相対的な位置を判断する。足の関節を曲げると装置に力が蓄えられ、蹴りだすと同時にその力が放出される。この効率的な機能により、体重75kgまでの人の歩行時の負荷に耐えられるという。モーターはわずかに30Wから60Wと、SPARKyの150Wよりも省エネ仕様のため、バッテリーを軽くできたことが、本体の軽量化に一役買っている。 試作段階を超えて製品化されるかどうかは今のところ不明だが、もし製品化が実現すれば、広く普及するに違いない。


(By Jon Fingas 翻訳:日本映像翻訳アカデミー)