モリニューの実験ゲーム『Curiosity』、App Storeで公開。人類の好奇心 vs 巨大キューブ

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2012年11月7日, 午前 07:36 in 22cans
0シェア
Curiosity out now on iOS

世界的ゲームデザイナーであるピーター・モリニューの最新作、" Curiosity - What's Inside the Cube? " が App Store でついに公開を迎えました。価格は無料。Curiosity といってもNASAの火星探査車とは関係なく、プレーヤーの好奇心をテーマにした実験的ゲーム作品です。

Curiosity は モリニューが マイクロソフトを退社後、新設の独立系スタジオ 22Cans から発表する第一作。無数のブロックで構成された巨大キューブをタップやアイテムを駆使して崩してゆき、中心に隠された「人生を変えるほどのすばらしい秘密」なるものを手に入れるのが目的です。

こう紹介するとよくある無心プチプチ系スマートフォンゲームのようですが、ユニークなのは破壊対象であるキューブが世界でひとつしか存在しないこと。キューブの状態はサーバを介して同期されるため、全プレーヤーが協力して、あるいは競争して、超巨大なキューブを少しずつ崩してゆくことになります。もうひとつの仕掛けは、最後に現れるという「人生を変えるほどの秘密」には、最後のブロックを壊したたったひとりだけがアクセスできること。

Curiosity - what's inside the cube


ピーター・モリニューの代表作はたとえば ポピュラス、テーマパーク、ダンジョンキーパー、Black & White 、最近ではマイクロソフトから販売された Fable シリーズなど。斬新な発想と巧妙なデザインで高い評価を受け、ゲーム業界内の賞はもちろん、近年は各国政府から業績を称えて勲章まで貰うスーパーデザイナーのひとりです。

そのモリニューがマイクロソフトを去って小さな新スタジオ 22Cans から新作を発表するのは、大企業の巨大プロジェクトでは不可能な実験的アイデアを投入するため。実際に今回公開された Curiosity も、「ゲームというよりは実験」と表現されています。


題目はともかく無料ゲームとしてどうなのか、といえば、やることは非常に単純なプチプチ系。キューブの各面を構成するキューブレット(小キューブ、ブロック)はタップするとシャリンと涼やかな音を立てて砕けます。背景にはたしかに癒し系の環境音が流れており、これだけでもまあアディクティブを名乗れるかもしれません。

ブロックを崩し続けることでコインが溜まり、集めてアイテムを購入する要素もあります。コインを獲得できるのは崩したとき、一定の面積や単位をクリアしたとき、連続して「コンボ」を切らずに崩し続けた量に応じてなどなど。コインで買えるのは一撃で多数のブロックを破壊できるツルハシ、クラッカーや爆弾など。

また巨大なひとつのステージを共有する仕組みからソーシャル機能も自然に組み込まれており、Facebook でログインすると知り合いのステータスを確認したり、相手が掘っているところを見つけたり、競争したり etc もできるようになります。



キューブはブロック1つの厚みの層で構成されており、ひとつの層のブロックをすべて崩さないと次の層は現れません。(ひとりで縦穴を掘って中心部に到達することは不可)。それぞれの面にはユニークな「なにか」が隠されているらしく、ひまつぶしプチプチ崩し系でありつつ、リアルタイムに進む謎解きやら進行を共有して話題にするソーシャルな仕掛けでもあります。

実際に始めてみると、とりあえず最初はとてつもなく単調。ブロックを壊すとレアアイテムが現れるでもなく、キャラクターの描かれたカードを集めるでもなく、シャリシャリする音とコインが増えるボーナス表示だけを眺めて淡々と壊しつづけることになります。アイテムの購入やステータス表示は右下の矢印から。アイテムは現実のお金ではなくゲーム内通貨で買う仕組みです。とりあえずはアイテムを一覧して価格を確認するところまで進めれば楽しめるかもしれません。

TechCrunch 注目記事「新型コロナの影響で自宅待機中のTechCrunchスタッフを熱中させているもの

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

TechCrunch Japanへの広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com まで。媒体概要はメディアガイドをご覧ください。

関連キーワード: 22cans, curiosity, peter molyneux, PeterMolyneux
0シェア