Samsung's Galaxy Note 10.1 is fit for a queen -- The Queen, in fact
世界最大の美術品コレクションのひとつであるThe Royal Collection (英王室コレクション)が、収蔵品にサムスンの GALAXY Note 10.1 を追加します。ロイヤルコレクションは伝統的な美術品だけでなく、PCやデジタルメディアも含んでいますが、タブレットコンピュータの収蔵はGALAXY Note 10.1が初めて。

GALAXY Note 10.1 の追加は、エリザベス二世女王の即位60周年記念、いわゆるダイヤモンド・ジュビリーを祝う企画のひとつ。在位60年間に世界で起きたさまざまなできごとの証言を広く一般から募り編纂する Jubilee Time Capsule プロジェクトがあり、集まった記録 " Diamond (re) Collection " の一部を女王みずから手にとって再生できる「デジタル・タイムカプセル」再生機としての王室コレクション入りです。

Jubille Time Capsule は、英国 Royal Commonwealth Society が主催するプロジェクト。公式サイトによれば、「タイムカプセル」には王族やスポーツ選手、一般市民を含む66か国3万7165人が貢献し、記録は計8000万件、容量にして150GBが集まったとされています。

Galaxy Note 10.1 ではさすがにそのすべてをローカル記録できないため、英国王立写真協会の長など識者からなるパネルが選定した60件が収められるとのこと。また集められた記録 " Diamond (re)Collection "はウェブサイトと iOSアプリを通じて公開されており、誰でも閲覧が可能です。

Diamond (re) Collection を記録したGALAXY Note 10.1は、ロイヤルコレクションの一部としてウィンザー城に保管される予定。

なお、「女王陛下のタブレット」には当初 アップル iPad が検討されていたものの、主催者とアップルおよびサムスン両社との話し合いを経て、最終的に GALAXY Note 10.1 に決定したとのこと。 (蛇足ながら、iPad や iPhone をデザインしたアップルのシニアバイスプレジデント Jony Ive は英国人。大英帝国勲章 KBE (ナイトコマンダー)も叙勲した「女王陛下の騎士」のひとり)。

ここからは余談。英国でアップル vs サムスンといえば、登録デザインの侵害を巡ってアップルがサムスンを訴えていた件について、英国控訴院は今年7月にアップルの主張を退けるとともに、「サムスンは当社の登録意匠を侵害していませんでした」と自社サイトおよび主要新聞・雑誌に告知文を掲載させる判決を下していました。

さらに、アップルは告知文に自社を擁護する内容を付け加えたところ「偽りであり誤解を狙っている」(Jacob判事)と非難され書き直しを命じられたり、書き直しには「技術的な理由から」2週間必要と主張するも具体的な理由は示せないことで逆に心証を悪くした結果、サムスン側の裁判費用まで通常より重い " indemnity basis " で支払いを命じられるなど、あまり喜ばしくない状況が続いていたことはご存じのとおり。

王室コレクション入りするタブレットが iPad ではなく GALAXY Note 10.1になった具体的な理由は明らかにされていません。裁判所命令を軽視するとは、法廷ひいては王室の権威をも愚弄するに等しい!と急遽外されたのでは、などと勝手な想像をしそうになりますが、GALAXY Tab ではなく Note であることから、女王はペンのほうが使い慣れている程度の理由かもしれません。