世界各地で繰り広げられているアップルとサムスンの特許争いだが、このほどオランダのハーグ地方裁判所は、サムスンがアップルの「バウンススクロール」の特許を侵害しているという判決を下した。
「バウンススクロール」とは、リストを端までスクロールしたときに跳ね返る技術のこと。この判決によりサムスンは8週間の猶予期間内に、同技術を使用した Android 2.2 Froyo と Android 2.3 Gingerbread 搭載端末をアップデートし、Android 4.0 Ice Cream Sandwich や 4.1 Jelly Bean が採用する画面の端までスクロールしたときに青い光の帯を表示する技術に切り替える必要がある。もしこの期間内にアップデートや市場から該当製品の撤退を行わなかった場合、1日超過するごとに10万ユーロ (約1075万円) の罰金が科されることになるという。サムスンにとっては罰金がこの程度で収まるとは限らない。

アップルの「バウンススクロール」の特許については、同様の訴訟が後を絶たない。ドイツでモトローラを相手取った裁判では、モトローラ製品の販売差し止め命令が出された。反対に、米国では、米特許商標庁 (USPTOO) により、この特許そのものを暫定的に無効とする判断が下されている。こうしたことからアップルもモトローラから訴えられる可能性もあるだろう。特許訴訟は世界中で続いていく。


(原文: Terrence O'Brien 翻訳:日本映像翻訳アカデミー)