Google promises smarter Knowledge Graph answers for more languages

Google がウェブ検索の Knowledge Graph を日本語を含む多数の言語で提供することを明らかにしました。今年の5月から英語版で提供されてきたナレッジグラフは、人物や場所、作品などあらゆる物事について、それぞれの属性やお互いの関係を把握したうえで検索結果を返す仕組み。

従来のウェブ検索は原則的に「検索語と同じ文字列が含まれたページを返す」ものでしたが、ナレッジグラフの導入後はユーザーが何について尋ねているのか、人なのか作品なのか組織なのかを識別して、対象について基礎情報をまとめたサマリーをウェブ検索結果と同時に表示します。

Googleがリンク先の Inside Search Blog で例に挙げる「白鵬」ならば、表示されるのは相撲の白鵬関についての基礎情報、所属する部屋や現在の番付、生年月日や身長体重、配偶者など。

Knowledge Graph の情報源は Wikipedia などを含む百科事典やさまざまな公開データベースを元にしており、現在は総計で5億7000万以上の物事について、180億の属性や関係を収めているとのこと。

単にミニ情報ボックスが表示されるだけでなく、同じ言葉で複数の意味がある場合にエントリーを示して絞り込んだり、共通する属性を持つほかのエントリー(たとえば同部屋の力士、同じ監督の映画、共演した役者 etc )を関連情報の候補として表示するといったこともできます。

Google はAndroid端末の組み込みウェブ検索や iOS の Google検索アプリなどで、音声検索に対して直接答えを読み上げて返す機能を提供していますが(たとえば[建造物]の[高さ]は?等)、これもナレッジグラフで質問の意図を把握しているからこそ可能な機能です。(音声回答が使えるのは英語版のみ)。

ナレッジグラフは今後数日かけて順次、日本語およびスペイン・フランス・ドイツ・ポルトガル・ロシア・イタリアの各言語で提供される予定。

追記:Google Japan Blog に、ナレッジグラフの日本語解説が掲載されました。
「今回、ご紹介したナレッジグラフは著名人(ミュージシャン・グループ、俳優、歴史的人物、スポーツ選手・チームなど)、エンターテイメント(映画・テレビ番組、芸術作品など)、場所(有名な建物や観光地、国内外の自治体など)、自然科学(生物や天体、化学物質など)等のキーワードに対応しています。今後、表示できるカテゴリも拡充していきますので、ご期待ください。」