英研究チーム、南極の氷河層を3km掘削し、10万年孤立した湖から生命を探す (動画)

EngadgetJP Staff
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2012年12月6日, 午後 06:22 in antarctica
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地球上でもっとも過酷と言える環境下に生命体は存在するのか? この問題を探る調査が、英国の研究チームによって間もなく始まろうとしている。
今回、調査が行われる場所は南極の西南極氷床。12月12日から、厚さ約3kmに達する氷河を掘り下げ、その下に広がるエルスワース湖 (Lake Ellsworth)の水と堆積物のサンプルを採取する予定だ。掘削作業は、摂氏90度の熱湯を高圧力で噴射する「熱水掘削」という方法を用いて行う。作業によって周囲を汚染することがないよう、氷河から湖に到達する穴を開ける際には、穴の入り口に強力な紫外線を放射する除菌処理を施し、湖の水質汚染を防ぐという。

もし今回の調査でなんらかの生命体が発見された場合、その生命体は、少なくとも10万年、あるいはそれ以上にわたり、孤立した環境で繁殖を続けてきたことになる。こうした生命体を調べることにより、地球における生命の進化について知見を得られる可能性がある。南極と同じように氷の表層下に湖を持つ木星の衛星「エウロパ」や、地球外惑星の過酷な環境下でも生命体が生存できるのかどうかを探るヒントとなることも期待できる。ちなみに、今回のこの掘削は、熱水で行われる掘削としては史上最も深いものだという。

熱水を噴射するドリルが湖への穴を開けてから約24時間後には、その穴が再凍結して塞がってしまうため、サンプルの採取はその短い時間内に終わらせなければならない。リンク先 The Guardian によると、この調査でもっとも困難な作業について、エンジニアリングチームのリーダー Chris Hill氏は「全て」と答えている。

続きは現地の様子や掘削装置を紹介する動画。



(原文:Steve Dent 翻訳:日本映像翻訳アカデミー)
 
 

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