Tizen phone photo

年末に読売新聞がドコモから販売と報じてにわかに注目が集まったサムスン製 Tizen 携帯の話題。サムスンが Bloomberg Business Week の照会に答えて、年内に複数の Tizen OS 採用製品を販売することを認めました。

Tizen はサムスンとインテルが主導するオープンソースのモバイル / 組み込み用プラットフォーム。出自としてはノキアの Maemo とインテルのMoblin が合流して MeeGo へ、ノキアが離脱してサムスンとインテル主導の Tizenへ。

製品になったのかならないのか分からないモバイルOSの系譜を継ぐ由緒正しい(?) マイナープラットフォームですが、アップルと並ぶスマートフォン2強ながらGoogle依存を警戒するサムスン、やっとAtom携帯を製品化でき一気に攻勢をかけたいインテルと、主導する2社にはそれぞれ強い動機があります。

Tizenそのものは Linux Foundation がホストするオープンソースプロジェクトながら、推進団体 Tizen アソシエーションの理事会メンバーはインテルサムスンのほかドコモ、Huawei、パナソニック、Sprint、NEC、Vodafone、SK Telecomなど。
サムスンは年内発売予定というTizen端末の詳細はあきらかにしていませんが、複数の端末を投入すること、「競争力のある」製品になること、また市場環境により製品ラインナップを拡大する意向であるとしています。

「競争力のある」といえば、昨年秋には型番に TIZEN を含んだGT-I9300_TIZENなる端末が Wi-Fi 認証データベースから発見されていました。I9300 は GALAXY S III のグローバル版の型番。今年登場するであろう GALAXY S IV (あくまで仮) がいきなり Android と Tizen になるかはともかく、Tizenにとっては本格的なコンシューマーデビューの年になりそうです。

Tizen については発表時の記事 ( MeeGo後継の Tizen プラットフォーム発表)、アプリケーションの拡充については「サムスン、BadaをTizenに統合中」もどうぞ。アプリ開発フレームワークとしては、モダンなモバイルOSらしくHTML5ベースを主眼としています。