これまでに何度かお伝えしてるカエル型のパペット式電子楽器「ケロミン」。最近ではイグノーベル賞の授賞式でその演奏が披露されるという活躍を見せておりましたが、小型の「コケロミン」に続いてさらなる新型「コケロミン・ライム」が登場しました。2月いっぱいは先行予約特別価格の 6,300円で予約受付中。(写真は開発中のもの)

今回の目玉機能は、ケロミンが歌う(かのように聞こえる)という、「そらみみモード」。背中のボタンに「あ・い・う・え・お」の母音が割り当てられており、口の開閉で音程を調整しながらボタンを押すことで発声させられます。動画を見ていただくとわかりますが、よく知っている歌にあわせてあいうえおを発声させると意外にそれらしく聞こえます。

動画を観て驚くのは、「あっいあーうえーうーうー」と発音しているはずのコケロミン・ライムが、一応「ハッピバースデートゥーユー」と歌っているかのような気がするところ。ヒトの脳の柔軟な解釈力には驚くばかりで、外国語初心者にも心強いデモと言えるのではないでしょうか。同じ「発声できる楽器」としては、YAMAHA有志が開発した試作キーボード「VOCALOID キーボード」がありますが、子音+母音をきちんと発音させるためにやや無理のある入力を強いるものでした。子音さえあきらめてしまえば、割と手軽な解決方法があったようです。


基本的な機能については従来のケロミンシリーズと同様、口の開け具合で音程をコントロールしつつボタンを押して音を出す、というもの。口を開閉させて音程を調節しながら目的の母音ボタンを押すのはちょっと練習が必要そうですが、頑張れば歌うだけでなく喋っているかのように発音させることも不可能ではありません。

余談ですが、イグノーベル賞授賞式での演奏が決まった経緯は、ケロミン開発者の奥山さんによると、もともとイグノーベル賞関係者にケロミンを紹介したら実機を所望され送ったところ、昨年になって授賞式での演奏をやってくれないかという連絡がやって来たのが始まりだそうです。渡航費などがイグノーベル賞側から出ないのはイグノーベル賞本体と同様のため自費での渡航だったとのことでしたが、その甲斐あって、MIT でのインフォーマルレクチャーでも演奏を披露するなど、現地ではおおいに人気を博した模様です。