米陸軍とDARPA、服の下に着る強化スキンスーツ Warrior Web の開発に着手 (動画)

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2013年05月27日, 午前 06:10 in DARPA
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人体の動きをアシストするパワードスーツはかつての空想から今や実用品になりましたが、米国の国防高等研究計画局 DARPA はまたひとつフィクションのなかの技術を現実にしつつあります。

DARPA の部局 DSO (The Defense Science Office, 国防科学研究室)が指揮する Warrior Web プログラムは、薄く軽量で通常のバトルドレス(戦闘服)の下に着用でき、関節と筋肉を電動アシストして負傷を防ぎ疲労を軽減する歩兵用「スキンスーツ」の開発計画。

服の下に着けて足首・ヒザ・腰椎などを支えると聞くと、いわゆる「腰痛防止ベルト」的なサポーターを連想します。

しかし DARPA にプロジェクトページによると、Warrior Web は単に支えるだけでなく、構造自体に駆動装置やセンサを内蔵し、通信や制御の持ったシステム (ウェブ) でスーツを構成することが目標。

センサーで突発的な怪我や習慣性障害につながる力を関知し、負傷を防止または軽減する受動的な役割のほか、各関節や筋肉の働きを補強することで、重い装備品を身につけて行軍する代謝コストを下げる(同じ負荷なら疲労が少なくたくさん歩ける)能動的な役割も持つとされています。

上記の受動的・能動的な役割を果たしつつ、またスーツそのものの重量を補償しつつ、動力はバッテリーから100W以下の供給で賄うことが開発目標。

Warrior Web 開発計画は Task A と Task B の二段階から構成されており、現在は5つの主要分野にわたって必要な技術を選定し開発する Task A の段階。実際のスキンスーツを試作する Task B ( " Warrior Web Bravo " ) は2013年秋から開始予定。

多くの軍事技術がそうであるように、ウォリアー・ウェブもいずれは民生でも医療や介護などの分野で応用されるかもしれません。とりあえず今のところは、フィクション作品に登場する「体のラインをこれでもかと強調したピタピタ戦闘スーツ」にもっともらしいお墨付きを与えてくれそうです。
 
 

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