5月29日、30日と連続して発生した au 4G LTE の通信障害について。KDDI は30日深夜、同日13時4分から発生していた通信障害は午後23時50分をもって回復し、ふたたび利用できる状態になったと発表しました。


4G LTEデータ通信が利用できるようになったとしつつ、慎重に「引き続き、ご利用の安定状況を監視し、付帯する設備の確認を行っています」としています。

発生した地域 (「東京・神奈川・山梨」の一部)、29日の障害より多い影響数 (64万)は更新なし。障害原因もあいかわらず29日と同じ「LTE基地局制御装置の故障」とするのみで、前日の障害との関連や経緯についての詳細はまだありません。

au では29日にも同じエリア・原因で通信障害を起こしていたほか、4月には iPhone の ezwebメールでも不通が発生しサーバの復旧宣言後も延々と長引くなど、通信事業者として芳しからぬ状況です。

今回のようなネットワーク障害とはまったくもって無関係ながら、au の 4G LTE といえば、対応機種や人口カバー率をめぐる不当広告 (※)でも話題になりました。総務省から指導と消費者庁から措置命令を受け、KDDIでは田中社長をはじめ役員等は責任として月例報酬の10%~20%を3か月返上すると発表しています(5月21日)。

万が一にも今回や4月のような障害が今後も続き、関係当局から通信事業者としての責任を問われるような事態になるとすれば、「すでに20%減っている月例報酬からさらに何%返上します」といった椿事にならないともかぎりません。KDDI からの「どうしてこうなった」と再発防止策の説明が待たれます。


(※ 消費者庁から景表法で措置命令を受けていた不当広告は、iPhone 5 商戦が激しかった昨年秋から年末にかけて、カタログとウェブサイト上で iPhone 5 と 4G LTE について掲載していたもの。

広告やサイト上の表示:「4G LTE (iPhone 5含む)対応機種なら 4G LTE」「受信最大75Mbpsの超高速ネットワークを実人口カバー率96%に急速拡大 (2013年3月末予定)」

実際:ほとんどのエリアは周波数帯的に Android のみ対応だったため、2013年3月末時点で iPhone 5 で 75Mbps 4G LTE が使えたのは実人口カバー率 14%。)