アジア最大級のIT専門見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」は6月4日から台湾で開催中です。ASUSやAcerなど地元台湾メーカーからの新製品はもちろん、インテルの第4世代CPU「Haswell」を搭載したPCなどの発表が多数ありました。
Engadget編集部でも現地にて取材し、随時記事を掲載しています。こちらのページでは記事から注目個所(編集部の独断と偏見)を抜粋してまとめました。多忙ですべての記事を見られない人、ざっとComputexの内容が知りたい人はぜひご覧ください。
Haswell発表
「Haswell で大きく変わる」とささやかれ続けて約2年、インテルが Haswell マイクロアーキテクチャを第4世代 Core プロセッサとして製品化
ウルトラブック
ソニー VAIO Duo 13発表。Duo 11と重さ同等で13インチ画面の改良版
タブレットとノートをワンアクションで切り替えられる Surf Slide 機構も、鳴り物入りで導入された Duo 11 のものから大きく変わりました。Duo 11 では立ちあがって画面を支えるスタンド部分が横幅一杯の広さだったのに対して、Duo 13 では1/3以下に細くシンプルになり、内側の「覗いちゃいけない感」もなくなっています。
ソニーVAIO Pro 11発表。フルHDで870gの最軽量タッチ対応ウルトラブック
第4世代 Core i5 / i7 プロセッサとフルHDタッチ液晶を採用しつつ、11インチの VAIO Pro 11 は約870g (1.92ポンド)と軽く、かつ7時間駆動のバッテリーを搭載します。
ASUS Zenbook Infinity 公開、天板もゴリラガラス張りのウルトラブック
新モデル「インフィニティ」では、最新の化学強化ガラス Gorilla Glass 3 を画面カバーだけでなく背面(天板)にも、キーボード面(パームレストやキーボード周囲)にも採用して斬新な質感
Acer Aspire S7に2560x1440タッチ液晶のHaswellモデル、駆動時間も延長
特徴はもちろん、インテルの Haswell こと第4世代Core プロセッサを搭載すること。13.3インチのフラッグシップ Aspire S7 は、従来モデルでフルHDまでだったディスプレイ解像度に 2560 x 1440 の WQHD が加わりました。
タブレット
マイクロソフト、小型Windows 8タブレットにOffice をプリインストール
気になるのはどこからが「小型」に入るか、ですが、Computex 2013 でマイクロソフトの担当者に尋ねたところ、ここでいう小型の定義は10インチ未満とのこと。
ASUS MeMO Pad HD 7発表、16GB 149ドルの廉価版 Android タブレット
MeMO Pad HD 7 は、Nexus 7ではコスト的に削られた背面カメラがあったり、Google 的にはあまり歓迎ではない microSDスロットも備えていたり、約40gほど軽い302gで最大10時間駆動など、改善しつつ価格はさらに安くなった置き換えモデル的な位置づけ
東芝から2560x1600液晶にTegra 4 搭載などタブレット 3機種。スタイラス対応モデルも
Excite Write は、Excite Pro と同等の仕様に加えて感圧1024段階の ワコム製デジタイザを採用し、電磁誘導スタイラス入力に対応するモデル。
ASUS FonePad Note FHD6 発表、ペン対応になった6型3Gタブレット
国内でも販売中の先代 FonePad が7インチ 1280 x 800 IPS 液晶を採用するのに対して、FonePad Note FHD6 は1インチ小さい6インチながら解像度は上がりフルHD Super IPS+ 液晶になりました。
ASUS Transformer Pad Infinity発表。10型2560x1600画面でTegra4搭載、4K対応
10.1インチで2560 x 1600 ピクセルの高精細画面や、Cortex-A15クアッドコア1.9GHzの Tegra 4プロセッサなど、フラッグシップにふさわしい構成を備えます。さらにHDMI端子経由の外部出力では4K解像度にも対応。
Acerから初の8インチ Windows 8タブレット Iconia W3、Office入り379ドルから
Office Home & Student 2013 をプリインストールする点も特徴です
そのほか
PhoneやGalaxyに背面E Inkディスプレイを追加する InkCase、対応アプリ多数
対応アプリは、任意の写真を表示する InkCase Photo、Facebookの新着を表示する FB Ink、Twitter の Twit Ink 、電子書籍リーダー Epi Reader、天気や株価などの情報を随時更新する InkCase Now
ASUSからモバイルバッテリーになる着脱式UPS搭載デスクトップ G10
大型のモバイルバッテリーは容量的に安心感があっても荷物としては常に持ち歩きたくはなく、かといってあまり使わずにいるといざというとき充電できているか不安になったりしますが、UPS兼用 Power Pack ならば本体に装着中は充電されている点で安心できます。
MSI、タッチパッドが分離してマウスになるノート MouseBook を公開
わざわざ別にマウスを持ち運ぶことなく、ノート自体にマウスを内蔵しておけばいいんだ!という発想
ギガバイト、プロジェクタや無線充電パッド内蔵ミニPCを参考出展。Haswell や AMD Kabini モデルも
Gigabyte がミニPC「BRIX」のプロトタイプ 4モデルを公開しました。プロトタイプのうち Haswell こと第4世代 Core プロセッサ版は順当な進化、AMD " Kabini " 版は製品の幅が広がりそうなうれしいバリエーションですが、ギガバイトはさらにプロジェクタを内蔵したり、天板が無線充電パッドになった試作機まで開発しています。
E Inkからスマートウォッチ用1.73インチ Mobius ディスプレイ、形状自由&フレキシブル
ディスプレイとしての仕様は320 x 240ピクセル (約230dpi)、16階調グレースケール、明るさ 69.5 L*WS、コントラスト比10:1など。E Ink は今回の1.73インチ版に先だって、タブレットや大判電子書籍端末向けに13.3インチで1600 x 1200 の Mobius ディスプレイも発表していました。
ASUS の4K 31.5インチIGZO液晶は3799ドル、6月出荷。39インチ版は第3四半期
米ドルで$3799という価格が公表されました。出荷予定は6月。
ASUSから4K IGZO液晶採用の31.5インチPCモニタ PQ321、フルHD 4枚分の3840x2160ピクセル
PC向けの30インチ液晶ディスプレイは、デルやHPから 2560 x 1600 (WQXGA, 16:10) の製品 が販売されていますが、PQ321 の4K 3840 x 2160 (16:9)は画素数にして2倍。フルHDディスプレイをタテヨコに4枚並べた情報量に相当します。