Firefox 22リリース。OdinMonkeyとWebRTCで3Dゲームやビデオ通話もウェブアプリ化

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2013年06月26日, 午後 12:38 in asm.js
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Mozilla がウェブブラウザ Firefox 22 の正式版をリリースしました。今回の目玉は、最適化済みJavaScript を高速実行する OdinMonkey の追加と、プラグインなしでビデオ通話やファイル共有などを可能にする WebRTC の有効化。

3Dゲームやビデオチャットなど、リアルタイムかつリッチなアプリをウェブ向けに開発しやすくすることで、「オープンなウェブこそ、アプリケーション開発・流通に最適なプラットフォームになる」というMozilla の主張にとって大きな意味のあるリリースです。





Mozilla では「ブラウザだってもうネイティブに遜色ないリアルタイムアプリが動かせる」ことを示すため、WebRTC や asm.js、WebGL などの技術を使ったマルチプレーヤーの3D FPSゲーム BananaBread デモ や、Epic Games と協力した Unreal Engine 3 のデモを紹介しています。


Firefox 22 の JavaScript 高速化は、asm.js の高速実行に最適化された OdinMonkey が JSエンジンに加わったことから。asm.js は JavaScript のうち最適化しやすいローレベルな命令を集めたサブセットで、これで書くことで OdinMonkey なら従来よりも大幅に高速に処理できると同時に、最適化していない他の JavaScript エンジンでもそのまま実行は可能という特徴があります。

既存のC++コードなどをEmscripten等のコンパイラで asm.js コードに変換すれば、あるいはボトルネックとなるような処理やライブラリだけでも asm.js化すれば、既存のアプリを「最小の手間」でウェブアプリとして公開でき、アプリケーションプラットフォームとしてのウェブをさらに前進させる、というのがMozillaの主張です。


もうひとつ、Firefox 22からデフォルト有効化された WebRTC は、Google主導で開発・公開されたブラウザベースのリアルタイム通信API。利用することで、ブラウザや環境に依存したプラグイン等を別にインストールすることなく、P2Pの音声・ビデオ通話やファイル共有、リアルタイムゲームなどが可能になります。Chromeでは以前より導入を進めており、技術デモ Chrome Experiment のゲームなどでもおなじみの技術です。


そのほか Firefox 22 の更新点は、Windowsではシステムのスケーリングオプションを尊重して高解像度環境で見やすくなった、OS X ではドックアイコンにダウンロード進捗状況を表示、HTML5 audio / video の再生レート変更、 アドオンマネージャにソーシャルサービス管理の追加、細かいところではプレーンテキストの折り返し表示など。詳しくはリンク先リリースノートへ。

Firefox 22 正式版はすでに各OS・各国語版が提供中です。
 
 

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関連キーワード: asm.js, firefox, firefox 22, Firefox22, odinmonkey, webrtc
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