カシオがフリースタイルカメラTRシリーズの3代目「EXILIM EX-TR15」 を発表しました。回転フレームはそのままに WiFi リモート撮影や美白モードなど自分撮り機能を強化し、「EXILIM エンジン HS Ver.3」の採用で起動や撮影・再生が高速化しました。
2011年に発売した「フリースタイルカメラ」EX-TR100 は発表当初、かつての名機 QV-10 を想起させる独特のフレーム回転機構と、スタイリッシュなデザインが話題となりました。

続く2012年に発表の EX-TR150 では人気に火がついたのか、発表後8日で予約件数が予定の生産台数を超えてしまったため、発売日前に販売を終了するという事態に。「なぜ増産しないのか」というユーザーの声にもカシオは「特注パーツが多く、小ロットでの増産は不可能」としてそのまま生産を終了していました。

そんな人気デジカメの3代目として発表となった EX-TR15 は、レンズまわりが他の部分と同じ白ですっきりとまとめられ、さらに自然でスタイリッシュなデザインとなりました。


カシオによればTRシリーズは自分撮りに適した機能から「カメラの枠を超えた新しい美のツールとして、中国を中心に女性から好評を博して」いるとのことで、TR15ではさらに自分撮り用の機能が強化されています。国内向けの売り文句も「美しさを自分らしく表現するためのツール」。

今回強化された自分撮り機能のひとつは「フレームシャッターキー」の追加。シャッターボタンをフレーム軸の外側にも配置することで、自分撮りを含む片手撮影をしやすくしています。

また新たに802.11b /g /n無線LANに対応し、スマートフォン用アプリ「EXILIM Remote」を組み合わせることでスマートフォンの画面で構図を確認しつつリモート撮影できるようになりました。撮った写真をすぐにスマートフォンに転送したり、写真にスマートフォンの位置情報を付加することもできます。

画像フィルター機能としては、従来のメイクアップ機能(ナチュラル)に加えて、肌を綺麗に写す「美白」モードを追加しました。なめらかかつ色白な肌に仕上げてくれます。



カメラの仕様は、撮像素子はこれまでと同じ1210万画素の裏面照射 CMOS センサーですが「EXILIM エンジン HS Ver.3」により、起動から撮影までが高速化しました。またレンズはF値2.8、焦点距離はf=3.8mm、デジタルズーム併用で最大15.9倍のズーム機能を搭載します。35mm換算で21mmの広角も自分撮りには重要な性能です。モニターは92万画素3型液晶を採用します。


画像記録形式は JPEG のみ。動画は H.264 / IMA-ADPCM(モノラル)の MOV 形式で、フルHD 撮影が可能です。記録メディアは microSD / SDHC / SDXC。また52.1MB の内蔵記録スペースもあります。

本体の大きさは幅128.9 x 高さ61.6 x 厚さ14.9mm、重さは約170g(電池、記録メディア含む)。


なお、すぐに売り切れてしまった前回の経験を踏まえ(?)、今回は3000台の限定生産を最初から公表しての発表となりました。3000台というのはデジカメのロット数的に"大"なのか"小"なのかわかりませんが、先に中国で発売されたEX-TR350と実質的に同じ機種であることを考えるとこの台数でも問題ないのかもしれません。とにかく欲しい人は、いますぐに予約をしておくべきでしょう。


下は2011年発表のEX-TR100