BOSEの創業会長で、ながらくMITの教授を務めた Amar Gopal Bose 博士が亡くなりました。
アマー・ボーズ博士は1929年の米国フィラデルフィア州生まれ。83歳でした。

ボーズ博士は少年時代から機械や電気工学に興味を持ち、13歳のときにはすでにラジオやおもちゃの修理業を始め家計を助けていました。その後マサチューセッツ工科大学に進学し、大学院生だったころに購入したスピーカーが高いカタログスペックにもかかわらず期待はずれの音だったことから独自に音響理論の研究を始め、これが1964年の Bose社創業につながることになります。

また実業家としての面と同時に、博士課程の後1956年から2001年までMITに教員として在籍した教育者としても多大な業績を残した人物です。2011年には、保有する大部分の Bose株をMITに寄贈したことがニュースになりました。

寄贈に際して、当時のMITプレジデント Susan Hockfield氏のコメントは「ボーズ博士の飽くなき好奇心は、MIT でも創業した会社でも、画期的な研究を推進してきました。ボーズ博士は常に、次の2四半期よりも、次の20年を考えてきました」。

またBoseの社長 Bob Maresca 氏はBose社のサイトに掲載したステートメントのなかで、「(...) ボーズ博士が約50年前にこの会社を創業したときの指針はこれまでも、これからも決して変わることはありません (...) 博士のビジョンこそわれわれの歴史であり、未来であり、Bose社は今後も永遠にボーズ博士の会社です (...)」と述べるとともに、今後も非公開企業として経営を続ける方針を示しています。


MIT News (訃報)

BOSE (Bob Maresca社長ステートメント)