富士通が開発し、オーストラリア国立大学 (ANU) に納入したスーパーコンピューター「雷神」が一般公開されました。(納入は2012年6月)

富士通のスパコンといえば理化学研究所の「京」が有名ですが、雷神も南半球では最高レベルの性能を誇ります。主な仕様は5万7472コア Sandy Bridge Xeon 2.6GHz、160テラバイトのメインメモリー、10ペタバイトのファイルシステムなど。ピーク演算性能は1.2 PFLOPS 。OS には RHEL6.4 ベースの CentOS 6.4 を採用しています。



このスパコンの用途として、富士通は「気象予測シミュレーションによる洪水被害の軽減」を挙げています。

オーストラリアは常に水不足に悩まされている国ですが、近年では気候変動のため異常降雨が発生するようになりました。そのため人口の約80%が沿岸部に集中しているオーストラリアにとって、洪水対策が重要になりスパコンを導入した、という経緯があります。

雷神というネーミングセンスや描かれているデザインだけを見るといろいろと突っ込みたくなりますが、その目的を知った上で改めて見ると、意外と良く思える・・・かもしれません。