ワコムが iPad 向けスタイラスペンの新製品 Intuos Creative Stylus を発表しました。プロフェッショナルユースやハイアマチュア向けの Intuos シリーズ初の iPad 向けスタイラスとなります。価格は9800円。
タブレット Cintiq Companion を発表したワコムから、iPad で2048レベルの筆圧感知が可能なスタイラスペンが登場します。Intuos Creative Stylus は、 一般的な iPad 用スタイラスでは不可能な筆圧感知に対応し、たとえば筆で描いたようなタッチなど、より繊細で豊かな表現が可能になります。

ワコムのペンタブレットは、ペンの内部にコンデンサを搭載し、EMR(Electric Magnetic Resonance、磁界共鳴)技術と呼ばれる共鳴や共振技術を利用して、タブレット上でのペンの位置と筆圧を検知しています。この技術は、タブレット側がこの技術に対応している必要があり、たとえば電磁誘導式のスタイラスペンを内蔵する Galaxy Note では、ワコムの技術を利用しています。

iPad のディスプレイはEMRには対応しておらず、このため、筆圧感知の情報が送れません。 Intuos Creative Stylus では、Bluetooth 4.0に対応し、 iPad とペアリングすることで筆圧情報を iPad 側に送る仕組みを採用しています。ワコムのスタイラスといえば、バッテリー非搭載で軽く疲れにくいのも特長の1つですが、Intuos Creative Stylus はペンの中に単6電池が必要です。ペンの重さは約25g。駆動時間は約150時間。



ペン先は直径6mmの伝導性のゴムを搭載し、交換用のペン先は2個同梱します。Intuos シリーズではありますが、さまざまなペン軸が販売されるかどうかは未定。ボディ素材にはアルミニウムを採用、グリップ部はソフトシリコン。

なお、筆圧感知に対応したアプリは、今のところ Bamboo Paper と Autodesk Sketchbook Pro for iPad の2つ。ワコムでは、開発者が筆圧情報をアプリに盛り込めるよう、情報を開示する方針です。

また、Bluetooth 4.0で通信しているため、もしかしたらBluetooth 4.0対応のAndroid端末でも利用できるようになるかもしれません。ワコム側では、当面 iPad 向けとして展開するとしています。