マイクロソフトKinect for Windows SDK 1.8公開。背景除去APIや複数センサ対応、HTML5サンプルなど

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2013年09月18日, 午後 12:21 in developer
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マイクロソフトが Kinect センサーの開発環境 Kinect for Windows SDK を1.8に更新しました。

ちょうど半年前に公開された前バージョン 1.7 では、リリース以来の大幅更新として高精度3Dスキャンの Kinect Fusion など新ツールが加わりましたが、今回の 1.8 では、Kinect Fusion でスキャン対象の形状だけでなく色も同時にスキャンしてテクスチャとして取り込めるようになりました。

さらにブルーバック / グリーンバック合成効果を実現する背景除去API や、HTML5 / JavaScript からKinect の機能を呼び出すサンプルなど、さまざまな新要素が含まれています。



リンク先から主要な新要素の概要を眺めると、

背景除去API。 アクティブユーザーだけを切り出して背景を入れ替える。ここ数か月で一番リクエストが多かった機能。広告や拡張現実感アプリで特に有効。

(差分から動くものを抜き出して背景合成するような効果は単なるウェブカメラでもよくありますが、Kinect は奥行きを取れることに加えて、アクティブなユーザーとそうでない部分や人の動きも分離できる)

Kinect Fusion でカラーキャプチャ Kinect Fusion は、Kinect センサ自体やスキャン対象を動かして連続的に奥行きデータを取得し差分を補正することで、高精細に物体や環境を3Dモデルとして取り込む技術。1.8からは、奥行きと同時にRGBカメラで色もキャプチャしてテクスチャ化できるようになった。データを3Dプリンタに渡してフルカラーで複製したり、3DゲームやVRアプリなどのリソースとして利用したり etc 。

Kinect Fusionのトラッキング性向上 Kinect Fusion はKinect センサ自体または物体を動かして連続的にキャプチャするが、その途中でトラッキングが途切れたり混乱しにくくなった。

HTML インタラクションサンプル HTML5 と JavaScript から、Kinect for Windows の機能を使うサンプル。背景除去や Kinect で押すボタンなど。ウェブアプリ言語でも Kinect を使いやすく。



マルチセンサ Kinect Fusion サンプル 2台のKinect センサを使って対象の両側からスキャンすることで、対象 (たとえば人) を回転させたり、カメラのほうを動かすことなく全体の取り込みができるサンプル。複数センサのキャリブレーションなど。

Adaptive UI サンプル スクリーンの大きさや、ユーザーとの距離などに応じて、ジェスチャかタッチか、各要素の配置など、UIを人間工学的に最適化するサンプル。大画面に対するユーザーの位置や身長、操作するのはひとりか複数かなども考慮して動的に適応する。


といったところ。Kinect といえば、マイクロソフトは次世代ゲーム機 (または「オールインワンエンターテインメントシステム」) の Xbox One では、劇的に進化した新 Kinect センサをシステムの一部として標準で同梱します。新 Kinect センサを Windows からさまざまなアプリで使える SDK対応は2014年になる見込みです。



 
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