TGS こと 東京ゲームショウ は今年も幕張メッセで開催中です。本日19日と20日はビジネスデー、一般入場できて各種イベントも多いのは週末の21日・22日。初日の今日は、SCE の基調講演「PlayStation 4 がお届けするユーザー体験」が進行中です。
キーノートは、日本語での本格的なプレゼンテーションは初めてという SCEアンドリュー・ハウス氏が講演中。文法発音ともに平均的な日本人のかなり上をゆく流暢な日本語プレゼンです。
以下は講演要約や発表を適宜更新します。
まずはコンソール / ゲーム専用機を巡る状況のおさらい。ユーザー目線と開発者目線からのトレンドについて。
開発者目線では、大規模なAAAタイトルのシリーズ化と、インディーズゲームなど小規模開発者への二極化。
・ユーザー目線では、コアユーザーに答えるのはPSのDNA。そこにソーシャルを加える。
・また当日からノンゲームのエンタメやネットワークサービスも提供
・PS4は今年度、世界で500万台を想定。
・また当日からノンゲームのエンタメやネットワークサービスも提供
・PS4は今年度、世界で500万台を想定。
続いてPS Vita TV について。質問に答える。
特徴は小さな筐体、大画面テレビで電子書籍や映像など各種エンタメを楽しめる。1300以上のゲームに最初から対応(アーカイブスが主)。
ターゲットユーザーは、従来のPSファン、ファミリー、カジュアルゲームユーザー。
(ファンボーイも歓迎だよ!)
PS3 のクラウドゲーム提供は、PS Vita TV にも対応。導入時期は改めて案内。「ご期待ください」
"The Best Place to Play" が掛け声。
使命はコアゲーマーの期待に応え、ファミリーで楽しむ需要や、ゲーム以外のエンターテインメントも同時に提供する。
ハウス氏はここまで。
続いてSCE伊藤氏。PS4の世界初公開デモ。
伊藤氏は PS2, 3 , 4の開発に関わってきた経験。
重視したのは、ユーザーフレンドリーとデベロッパーフレンドリー。
開発しやすい環境について。トップクリエイターであるマーク・サニーをチーフアーキテクトとして迎えた。開発尻が必要とすることを、どのようにハードウェアに落としこむかを提供。世界の開発者チームと連携。
結論は、開発しやすく、価格的にもユーザーフレンドリーになるPCアーキテクチャ。
GDDR5メモリは途中まで4GB、もっとくれ!という声に応えて8GBへ。
発売時期には、ソニーのWWSからも多数のタイトルを用意できる。加えて、インディーゲームも多数。インディーズが開発しやすい環境、ビジネス面でも強力なサポート。
結果として、PS4にもPS Vitaにも多くのタイトルを提供してもらえることになった。
タイトルの一部を動画で紹介。
(動画はあとで貼り付けます)。
続いてコントローラの進化について。デュアルショック4についても、開発者の声を多く取り入れた。
DS3と同じような形に見えるが、実際に手にとってもらえると、(向上した)フィット感を体験できる。長時間のゲームにも耐える。
SHAREボタンなどのおさらい。常にバッファしている動画をいつでも共有。
側面のライトバーも新設。複数プレーヤを色で区別したり、ゲームから制御して演出に使ったり。
ヘッドセット端子、スピーカーも新設。(手元から効果音が!斬新!テニスゲームの打った音とかに向きそうです)
本体について。ストレスを減らすため、スタンバイ中にコンテンツのダウンロードを済ませる。ものによっては、ダウンロードを完了する前に遊び始めることができる。
!PS4では、プレイ録画をHDMI出力で書き出し、外部機器での編集にも対応。提供時期は未定。
ソーシャルについて。これまでの匿名ではなく実名を前面に。「実名制につい誤解を解きたい」
実名制を導入した大きな理由は、ライトユーザーにプレイしやすくするため。
たとえばフレンドリクエストが来た時、これまでのような匿名ではなかなか承認しづらい。ライトユーザーにとっての敷居を下げることが目的。
一方で、実名を登録しなくても構わない。匿名(というか、PSN IDがあるので識別可能な仮名) で使うこともできる。
駆け足でPS4ハードウェアの紹介。PS4 カメラのマイクに「PS4, Knack, Start」と声をかけるとスタートできる。(先進的!!)
続いて実機デモ。PlayStation App。機器連携アプリ。
iOS、Android のアプリとして提供して、PS4 / PSN と連携する。いわゆるセカンドスクリーン。
デモはお馴染み吉田修平氏。
「あれ、カメラの方......上がってきてくださーい。」
「この美しいXperia Z1で!」
Xperiaを使った PS App デモ。フレンドのアクティビティ (whats new)を確認。誰がどのゲームをプレイして何を達成したか、現在ゲーム実況中を確認して対応アプリを開くなど。
TOPICS のタブは、SCEからの公式なお知らせやプロモ。現在はウェブに飛ぶ。
Connect to PS4メニューでは、コントローラとして使える。
ARアプリ PlayRoom のデモ。要PSカメラ。
Xperiaの画面に落書きすると、3DオブジェクトとしてARの画面に登場するデモ。
そのほか、PS Store への接続、トロフィー確認、フレンドとメッセージやチャットなど。
PS4の発売時期には、App Store と Google Play で提供。
続いて、PS4 と PS Vita TVでのリモートプレイ機能。
(発表時には、据え置きから据え置きのリモート?とあまり理解されなかった機能。説明はいります)
ゲーム Knack でデモ。
リビングのテレビにつながったPS4で遊んでいる途中、家族にテレビを見たいと言われて譲った時。自室にPS Vita TVがあれば、PS4からローカルネットワークで接続してリモートプレイできる。
PS Vita でも PS Vita TVでも。インターネット経由でもできるが、ローカルなら帯域があるためゲームも遊びやすい。
PS4コントローラにも対応するため、PS4実機で遊ぶと同等に遊べる。リモートプレイでも、PS4のシステム機能やアプリはひととおり使える。カメラなどを使ったものは不可。
伊藤氏に戻って締め。「(環境が変化する中) ゲーム業界の発展に少しでも貢献してゆきたいと思っております。」
「本日は長時間お付き合いいただきありがとうございました。」
ここまで。お疲れ様でした。TGSでは、PS4 や PS Vita TV のプレイアブル出展も用意されています。