シャープは、掃除ロボットのフラッグシップモデル COCOROBO(ココロボ) RX-V200 を発表しました。これまで別売りだった家電コントローラーを内蔵し、スマートフォンアプリからココロボを経由して自宅の家電が操作できるようになりました。シャープ製家電だけでなく、赤外線リモコンで操作できる家電なら他社メーカーでも対応します。

大きさは304 x 304 x 99mm、重さは約2.7kg。コンパクト設計モデルとなり、例えばテーブルや椅子の下といった場所にも入り込めるとしています。

なお、iRobotの ルンバ は350mmと一回り以上大きなサイズ。シャープも同等サイズの製品を投入しましたが、1つ前のモデルから小型化を実現。シャープの担当者は、「日本の利用者の住環境を想定しました。部屋の角を掃除するには35cmでは大きく過ぎますし、我々は小さいことはいいこと、と考えます。ここは他社と違うところです」と話しています。


スマートフォン用の専用アプリでは COCOROBOに直接指示を出すだけでなく、ココロボ搭載の赤外線インターフェースを通じてテレビやエアコン、照明などのコントロールが可能。内蔵するカメラで宅内の様子も撮影でき、例えばテレビの消し忘れ、宅内のペットの様子が確認できます。

さらに温度や湿度のセンサーを備えており、帰宅に合わせてエアコンをつけるといった操作だけでなく、宅内の温度/湿度が設定値になると通知する機能もあるため、宅内ペットの特性に合わせて、部屋の温度がコントロール可能です。



本体には3つの超音波センサーを備え、部屋の広さなどを検知しながら自動的に掃除を行います。ルンバがソフトバンパーを搭載し、ぶつかって反転する機構であるのに対して、東芝の スマーボ やLGの ホームボット と同様、センサーが壁にぶつからないように自走します。

ゴミの量や床の種類を検知して、自動的に吸い込む力を制御する機能もあります。フローリングや絨毯のほか、畳の目やへりを認識して吸込パワーが変化します。こうした細やかなセンシング技術によって、コンパクトモデルながら省エネ自走するとしています。

最長100分間動作し、3LDKの住環境でも掃除が可能としていますが、これはバリアフリー住宅を想定したもの。15mmの段差までなら乗り越えられます。バッテリーは1日1回使ったとして、3年寿命。交換は1万5000円の有償。



シャープのCOCOROBOは「人口知能 ココロエンジン」を搭載し、いわゆる掃除ロボットとは少し立ち位置が異なります。音声でやりとりができるコミュニケーションロボットにも位置づけられており、親しみやすさが売りの1つ。こうした機能は単身世帯やシニア世帯などに受けが良いそうです。

本体での音声認識に加えて、今回さらにクラウド音声認識機能も装備し、たとえば「天気教えて」というと、ウェザーニューズから配信される気象情報を元に、「雨だよ、傘を持っていった方がいいよ」などとアドバイスが得られます。音声のカスタマイズも可能です。

発売は12月5日。オープンプライスで店頭価格は13万円前後。ちなみに掃除ロボットは、安価なモデルで1万円以下、ルンバや東芝製、LG製のモデルで5万円台で購入可能です。値段によって機能や性能に差があるとはいえ、親しみやすさを売りにした掃除ロボットのわりには、親しみがたい価格設定といった印象です。シャープでは旧モデルも含めたラインナップの1つとして高級機を用意したとしています。