Google、RAW保存や顔認識などAndroidカメラの強化を準備中。ソースから発覚

Hiromu Tsuda
Hiromu Tsuda, @boobyn
2013年11月19日, 午後 11:40 in Android
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遠くない将来、Androidのカメラ機能がRAW保存に対応するかもしれません。正式版リリースに統合されていないAndroid ソースコードから、Google が無圧縮画像の保存や顔認識、連写モードなどを含む、新たなカメラ系APIを準備していることが分かりました。

RAWは、デジタル一眼カメラなどで利用できる生の画像データのこと。いわゆる未現像の写真データで、これをソフトウェアを使って画像を調整(現像処理)してJPEGなどの汎用的な画像データにします。

JPEGは汎用的な画像フォーマットである反面、基本的には非可逆圧縮となるため、カメラのセンサーが捉えたすべての情報はもう取り戻せません。オニギリが炊きたてご飯に戻らないのと同じようなものです。このため、たとえばJPEG画像をPhotoshopなどで加工していくと、RAWを素材にしたときと比べてできる範囲も狭く、画像の劣化がさけられません。

RAW はJPEGよりも大容量です。ただし、色情報のデータしかないので、印刷物などで使うTIFF形式よりもファイルサイズは小さくなります。TIFFは可逆圧縮なので、たとえばおひな様を飾って、箱に収納し、再び飾っても同じように飾れるように、圧縮しても圧縮前と同じデータになります。


Androidの Git リポジトリから、新規カメラAPIに関連する部分を見つけて Google+で報告したのはアプリ開発者のJosh Brown氏。技術系サイト Ars Technica の分析によれば、新規カメラAPI (android.hardware.photography)は書かれた時期などから Android 4.4 KitKat を対象としていたようですが、リリース前に 正式版 Android OS へのマージが見送られ、現行のカメラAPI (android.hardware.camera)に置き換えられています。




新 API から読み取れるそのほかの機能は、顔検出 (眼や口といったパーツの座標トラッキング含む)、連写モード、さらに「Removable Camera」(外付けカメラモジュール?) 対応など。

顔検出フォーカスや個人識別、表情認識、連写などはAndroidスマートフォンでも多数の端末がすでに対応していますが、いずれもメーカー側が製品の特長とするため独自に実装した機能であり、別のアプリや周辺機器などとは必ずしも互換性があるとは限りません。

Android のカメラ / 写真API が標準で高度な機能を取り込むことになれば、独自のカメラアプリを作りこむことができないメーカーでも、イメージプロセッサやセンサーなどのデバイスを対応品にして恩恵に預かることができると考えられます。またすでに各社から販売されているAndroidベースのスマートカメラのように、携帯電話やタブレット以外のイメージング機器でのAndroid OS採用も容易になりそうです。

Googleでは AndroidのRAW撮影サポートを含め、将来のことについてはコメントしない方針です。

なお、スマートフォンのRAW対応という意味では、Nokia Lumia はDNG形式(RAWのファイル形式)に対応しています。

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関連キーワード: Android, Android 4.4, google, jpeg, KitKat, qx10, QX100, raw, rumor, tiff
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