NTTドコモは、フォーミュラカーの車体にXiスマートフォンの実機、合計4台を搭載して実験を行っています。時速300km/hのレースを通して、高速に移動する物体の通信制御に取り組んでおり、これを新幹線などでの快適な通信につなげていきたいとしています。

ドコモでは、スーパーフォーミュラに参戦中の DOCOMO TEAM DANGELION RACING のマシン側面部にドコモのLTE、Xiに対応したスマートフォン4台を搭載して、実機による通信の状況を調査しています。フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)が開催される国内の各サーキットで調査を実施し、この結果を元に高速時のハンドオーバーのタイミングなどを研究しているとのこと。

ハンドオーバーやハンドオフとは、携帯電話やスマートフォンが移動中に、移動に合わせて接続中の基地局を切り替えることを言います。たとえば、サーカスの空中ブランコは飛び移りやすいタイミングでブランコがこなくては、スムーズな技が披露できません。同じように、通信も次の繋がり先とうまく繋がらなければ、快適に通信できなくなります。高速に移動している場合、その切り替えのタイミングもそれに合わせて最適なところを見つけなければなりません。



説明員によると、スーパーフォーミュラでは直線で300km/hに達し、それが急カーブでは50km/hにまで減速するといったように、速度が大きく変化します。マシンの側面部に搭載したスマートフォンで実際のデータを蓄積し、過酷な環境でうまく繋がるかがテストできるそうです。

なお、大変失礼かつ縁起でも無いことですが、「もし側面がクラッシュしたらスマートフォンが車体からスマートフォンが飛び出して宙を舞うってことですか?」と質問したところ、説明員は苦笑いを浮かべ、「そういう可能性はたしかにないわけじゃないですね」と答えていただきました。無礼で申し訳ありません。