フィットネス系デバイスといえば、ユーザーのワークアウトを計測するため、加速度計や心拍計をなどのセンサーを内蔵しています。形状は身につけやすいリストバンド型にはじまり、最近は腕時計型が増えつつありますが、音楽を聴きながらワークアウトをこなすランナーなどにとっては Bluetooth ヘッドホンも必需品。ならば、そのイヤホン部に心拍計を仕込むのもいいアイデアなのかもしれません。
心拍計を内蔵するのは右のイヤホンで、iOS / Android アプリの「iriverOn」でリアルタイムに心拍を計測、記録します。対応する運動の種類はウォーキング、ランニング、ハイキング、マウンテンバイクなど。
スマートフォンの GPS によって移動ルート、移動速度、カロリー消費量などを記録するほか、適切な心拍数を維持できるようペースを案内する音声ガイド機能も搭載します。設定できるペースは50%から10%刻みに5種類。トレーニングログは Facebook への投稿が可能です。
Bluetooth 3.0 を搭載し、対応するプロファイルは HFP / A2DP / AVRCP / SPP。内蔵バッテリーの持続時間は、アプリと音楽再生併用で約5時間。音楽再生だけなら約7時間。スタンバイは約180時間です。充電はネックハンガーの背中側にあるマイクロ USB 端子で行います。
大きさは130 x 145.6 x 28.1mm。重さは約45g。大きさの異なる3種類のイヤーピース、充電用の microUSB ケーブルなどが付属します。
発売は12月6日、iriver 直販価格は1万9980円。
同じジャンルの製品では、防滴と高耐久性を備えた Jabra SPORT Wireless+ が1万800円前後であることを考えると、iriverOn は内蔵の心拍計に約9000円の価値を見いだせる人向けの製品といえるでしょう。