EU の独占禁止規制当局が、マイクロソフトによるノキアの携帯部門買収を正式に承認しました。米国側のFTC (連邦取引委員会) とDOJ (司法省) はすでに買収を承認しているため、マイクロソフトのノキア携帯事業買収に対する政府当局からの承認手続きはほぼクリアされたことになります。


今年9月に発表されたマイクロソフトのノキア携帯事業買収計画は、マイクロソフトが計54億4000万ユーロを支払い、ノキアのハードウェアとサービス (Devices and Services)事業を買収するとともに、特許やマップサービスのライセンスを受ける内容。

マイクロソフトとノキアは2011年2月の戦略提携以来、 Windows Phone 採用スマートフォンで協力してきました。買収が正式に完了すれば、Windows Phone の Lumia シリーズは アップルの iPhone のように、プラットフォーム企業がみずから製造販売するハードウェアとなります。

取引の承認について欧州委員会では、競合企業を市場から締め出すような影響はなく、独占禁止上の問題は発生しないと結論しています。かつてのPC市場でのマイクロソフトは、最大の敵は競合企業ではなく独禁法当局とすらいわれ、競合にはむしろ存在してもらわないと困る立場でしたが、時代は大きく変わりました。

マイクロソフトとノキアの当初発表のとおり、買収手続きは2014年Q1 (1月 - 3月)にも正式に完了するものと見られます。