OLYMPUS OM-D E-M1インプレッション:見た目はレトロ、でも内部は最新鋭

Snapshooter
Snapshooter
2013年12月6日, 午後 09:50 in E-M1
0シェア
FacebookTwitter


2012年3月末に発売されたOM-D EM-5は、約1年半の間、同社マイクロフォーサーズカメラのトップ機でしたが、2013年10月中旬、同社フォーサーズ、マイクロフォーサーズ、双方のフラッグシップとして、OM-D E-M1が登場しました。試用する機会に恵まれましたのでリポートを掲載します。

オートフォーカスがパワーアップ

下位モデルのOM-D EM-5とこのE-M1とでは、大小さまざまな部分で違いがあります。まずオートフォーカス(AF)が"DUAL FAST AF"となり、コントラストAFに加え像面位相差AFのコンビネーションになりました。そう言えば以前ご紹介した「Canon EOS 70D」は"デュアルピクセルCMOS AF"搭載、「SONY α7」は"ファストハイブリッドAF"です。今年は2つの異なったAFを組み合わせる方式の当たり年かも知れません。

コントラストAFの測距点は35点から81点へ増えています。またモニターが約104万ドットへ、EVFが236万ドットへ、連写[L]が約6.5コマへと(連写[H]時は最大約10コマ/秒)、こちらも倍近く向上しました。

次に画素数はほぼ同じですが、センサーがローパスフィルターレスになりました。これによってより細かい描写が可能になります。ローパスフィルターがないことによって気になるモアレについては、新しい画像エンジンTruePic VIIで処理しています。

大小ざまさまなリファイン


そのほか5軸手ぶれ補正が流し撮りに対応、防塵防滴に加えマイナス10度までの耐低温特性、HDR撮影、最高1/8000秒のシャッタースピード、ISO100相当のISO LOW......などなど、調べてみるといろいろ出てきます。

被写体や撮り方によっては、あまり関係ない部分もありますが、センサーとエンジンが変わりましたので、当然OM-D E-M5とは写りが異なると思います。

OLYMPUS OM-D E-M1の仕様
撮像素子 4/3型Live MOSセンサー(ローパスフィルターレス)
有効画素数 1628万画素/最大4608×3456ピクセル
画像処理エンジン TruePic VII
ビューファインダー 約236万ドットアイレベル式液晶ビューファインダー
感度 ISO:LOW(約100相当)、200~25600
フォーカス フォーカス ハイスピードイメージャAF/シングルAF(S-AF)、
コンティニュアス AF(C-AF)、マニュアルフォーカス(MF)、
S-AF+MF、追尾AF(C-AF+TR)。
測距点81エリア/37エリア
エリアフルタイムAF、拡大枠AF/拡大AF、顔優先AF/瞳検出AF
連写速度 [連写H]最大約10.0コマ/秒、[連写L]最大約6.5コマ/秒(6.5fps設定)
シャッター速度 1/8000~60秒。バルブ・タイム撮影:最大30分
液晶モニター 3.0型可動式液晶(上:約80度、下:約50度)、約104万ドット(3:2)、静電容量方式タッチパネル
無線 IEEE 802.11b/g/n
記録メディア

SDメモリーカード(SDHC、SDXC、UHS-I対応、Eye-Fiカード対応)

動画撮影機能 MPEG-4AVC/H.264、最大1920×1080、30p(29.97fps)など
サイズ 130.4mm×93.5mm×63.1mm(幅×高さ×奥行き)
質量 約443g(本体のみ)
実勢価格 14万4,800円前後
※太文字の部分がOM-D E-M5との違い

主な仕様は表をご覧下さい。撮影時や写りなどに影響しそうな進化した部分は先に書いた通りですが、Wi-Fiを搭載しているのも見逃せないポイントです。「OLYMPUS Image Share」アプリを使って、リモートシャッターや端末への写真の表示・転送などが可能になります。もちろん今時のカメラだけあってタッチにも対応しています。

コンパクトで軽量、そして一見レトロなボディに最新鋭の機能が加わったOM-D E-M1は、カメラ好きはもちろんガジェット好きから見ても E-M5にはない魅力でいっぱいです。



フロント
クラッシックなルックスでなかなか渋い感じです。向かって左側上から"ワンタッチホワイトバランスボタン"、"プレビューボタン"。右上に"外部フラッシュ端子"もあります



リア
ファインダーの左側にあるのが"LV(ライブビュー)ボタン"です。Wi-Fi設定/Wi-Fi接続設定/プライベート接続にして、モニターに表示している[Wi-Fi]をタップすると、SSIDとパスワード、QRコードを表示しますので、スマートフォンから接続できます




フロントとリアにダイヤルがある2ダイヤル式です。モードダイヤルは、通常のP/A/S/Mに加え、フルオート[iAUTO]、アートフィルター[ART]、シーンセレクト[SCN]、フォトストーリー、ムービー用の撮影効果があります





バッテリーはグリップ部分に入ります。何故か三脚穴がレンズのセンターにありません



バリアングルの液晶モニター
上:約80度、下:約50度にチルトします



右側面 マイク端子、HDMI端子、マルチコネクタ / 左側面 カードスロット



M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm f2.8 PRO
35mm換算24-80mm、ズーム全域でF2.8の明るいズームレンズです



OLYMPUS Image Share
ホーム画面 / リモコン / 写真転送。Android版とiOS版があります



標準装備のフラッシュと「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm f2.8 PRO」を付けたところ

今回もギャラリーに40点ほど作例を掲載しました。カメラの設定は、ISOオート/ホワイトバランスオート、カメラお任せのモードPで必要に応じて露出補正をしています。また、一般的なデジタルカメラの縦横比は2:3ですが、フォーサーズは3:4となりますので、その特性を生かすよう、トリミングはしていません。

使用したレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm f2.8 PRO」一本です。35mm換算24-80mm、ズーム全域でF2.8と明るいレンズですので、スナップや風景、ポートレートなど幅広い用途に適応します。写りはご覧の通り抜群ですが、10万7000円(税別)と少々高価なのがウィークポイントとなるでしょうか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ギャラリーより/ワイド端(35mm換算24mm) ISO200, F8, 1/500秒

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ギャラリーより/テレ端(35mm換算80mm) ISO200, F2.8, 1/100秒

肝心の写りは、E-M5を試したのはもう1年半ほど前になりますので、直接画像を比較することはできません。ただE-M1は感覚的に良い意味で色が濃く、また奥行き感が増している気がします。おそらくローパスフィルターレスの効果でしょう。

以上簡単ですが、OLYMPUS OM-D E-M1の試用レポートとなります。下位モデルOM-D E-M5と一番の大きな違いは、撮影時としてはモニターとEVFの解像度アップ、測距点の数や"DUAL FAST AF"の効果によるAFスピードの向上、写りとしてはローパスフィルタの有無となるでしょうか。これらが気になるかどうかでどちらを選ぶかのポイントになると思います。


 
 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: E-M1, Olympus, om-d
0シェア
FacebookTwitter

Sponsored Contents