ラスベガスで開催中の CES 2014 より。東芝は状況に応じて5通りに変形するという、「5 in 1」ノートPCの試作機を参考出展しています。

タッチに重点を置くWindows 8への世代交代を受けて、最近のノートPC市場ではキーボードが外れてタブレットになる「2 in 1」が人気商品となりました。また変形ノートといえば、360度開いてディスプレイを外側に閉じられるレノボ YOGA シリーズが、やや強引な数え方で「4 in 1」を謳っています。

東芝が公開したのは、キーボードと画面が外れるセパレート式の2 in 1 と、レノボYOGAのような360度回転ヒンジが合体したようなコンセプト。

まず基本のラップトップモードは、一般的なノートではタッチパッドやパームレストがあるキーボード手前の余白がなく、逆にキーボードの向こう側、ヒンジ寄りに余白があるノートの形状をしています。タッチパッドが置けないので、キーボードの中心にポインティングデバイスつき。

キーボード部とディスプレイはヒンジの部分で真っ二つに外れるのではなく、この「余白」と鍵盤のあいだで分離します。つまりキーボードが外れた後も、ディスプレイにはヒンジでつながった短い「余白」部分が残ります。この部分の名称は「ベース」。側面にI/Oポートを備え、この内部に基板が入っています。

残りの変形は、

コンバーチブルタブレットモード

ヒンジでぐるっと回して、ディスプレイとキーボードが背中合わせになるよう畳む。キーボードが裏を向いたタブレット型。(追記:キーボードとベースはどちら向きにも接続できるらしく、ノート型から一度分離して裏返してから合体して畳めば、ちょうど二軸ヒンジのコンバーチブルタブレットのように、キーボードが露出しないタブレットにもなります。)


カンバスモード

キーボードを外し、ベース部分を270度開いて、ディスプレイをなだらかに傾けるスタンドのように使う状態。ペン入力しやすいのでカンバス。


プレゼンテーション / TVモード

カンバスモードでは のように立っていたのを、今度はベースを下に 立てる。


タブレットモード

カンバスやプレゼンテーションモードから、そのまま画面の裏までベース部分を畳んでタブレット。


これで計5種類。途中でタブレットモードが2回出てきたような気がしますが気にしてはいけません。



(違いを勝手に捏造するならば、コンバーチブルタブレットモード(タブレットの裏にキーボードあり)のときは、両手で持って8本指で背面タッチ入力ができます!だとか(※できません)、タブレットモード(キーボードなし)のときは軽くてしかもベースの段差がグリップになります!などと強弁できないこともなさそうです。キーボードは無線接続なので、外したモードのときも使えます。)


ノートPCとして見ると、ディスプレイサイズは13インチ程度。マイクロSDスロットやUSBポート、ミニHDMIなどのポート部分も作ってあります。スピーカー部には harman/kardon のロゴ付き。しかしプロセッサなどの具体的な仕様は不明、実際に発売するか、するとして時期や価格も未発表。

せっかく強引に5まで数えたなら、ベース部分を画面に重なるように畳んで画面の下1/3ほどを隠した状態にも名前を付けてカウントしてあげたいところです。テロップ隠しモード?