アップルが iBooks テキストブックの提供地域拡大を発表しました。新たに日本を含む51か国で利用できるようになり、国内の iBooks Store にも「テキストブック」カテゴリーに(英語の) 教科書が並んでいます。


2012年1月に発表された iBooks テキストブックは、アップルの電子書籍プラットフォーム iBooks を使った電子教科書 (そのまま)。紙の教科書をただ電子版に変換しただけではない、動画やや3D図、写真ギャラリー、操作できるアニメーションなどインタラクティブな仕組みが売りです。

アップルは電子教材の iTunes U など伝統的に教育分野へ力を入れており、iBooksテキストブックは iPad を教育機関に売り込む目玉商材にあたります。発表文によれば、iBooksテキストブックには Cambridge University Press、Oxford University Press、Hodder Educationなど大手出版社、独立系出版社、および個人著者などからすでに2万5000タイトル近くが提供中です。

また同時に 70か国への提供拡大が発表された iTunes U Course Manager のほうは、教育機関などが受講者向けに、自前コンテンツや iTunes Uコンテンツを組み合わせて授業コースとして配布更新するためのプラットフォーム。こちらは以前から日本向にも提供していました。

なお iPad の iBooks Store から「テキストブック」カテゴリを開くと、並んでいるのは英語の語学教材や英語版の各種テキスト。有料ランキングに含まれるのは現時点で5点のみ。日本向けコンテンツの充実にも期待ですが、教科書のたぐいはもともと英語ならば無料含めて豊富でも日本語版が存在しない場合が多く、分野によっては今でも十分有用です。