車載OSのQNX、アップルCarPlayについて声明を発表。最新QNX SDP 6.6 など披露

Hiromu Tsuda
Hiromu Tsuda, @boobyn
2014年03月7日, 午前 09:15 in Apple
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組込機器向けリアルタイムUNIX を手がけているQNXソフトウェア システムズ は、2月25日、QNX OSの最新版となる QNX SDP 6.6 を発表。3月6日、国内メディア向けの説明会を開催しました。

QNXはカナダのBlackBerry傘下のソフトウェア開発会社です。組込機器向けということもあり一般にはあまり馴染みはありませんが、車載インフォテイメントシステムを自動車メーカーへ供給していることで知られた存在です。

QNXとパートナー関係にあるアップルは、先日 iPhone と自動車を連携するCarPlayを発表しました。両社の関係断絶も危ぶまれる中、QNXは CarPlay についての声明も明らかにしました。全文を紹介します。

CarPlayについて



QNX では、車載オーディオとスマートフォンを連携し、たとえば、iPhoneを接続すると、楽曲データベースと連携して音楽を再生するといった制御も行っています。こうした関係から、アップルとは協業関係にありましたが、アップル自身がCarPlayを発表したことで、協業関係が崩れるのではないか、とする声があります。CarPlayに関するQNXの声明は以下の通り。

スマートフォンその他モバイルデバイスとのコネクティビティは、QNXソフトウェア システムズによるインフォテイメント向けプラットフォームの強みのひとつであり、多くの自動車メーカーそしてティアワン サプライヤ企業が、各社の自動車でスマートフォンとヘッドユニットのインテグレーションを実装する際にQNXのプラットフォームを使用しています。

QNXではApple製デバイスとの高品質なコネクティビティを確保するべく、Apple社と長きにわたるパートナーシップを保持しており、このパートナーシップはApple CarPlayの互換性サポートにも拡張されます。


と、まぁ、なかなか要領を得にくいコメントとなっているものの、要するにCarPlayにおいても接続性は維持、とみてよさそうです。

QNX SDP 6.6

QNX OSは、ベーシックな組込OSのQNX SDPと、それをベースに高度でよりリッチな車載インフォテイメントなどを提供する QNX CAR のプラットフォームを提供しています。



2月発表のQNX SDP 6.6では製品群を拡充し、QNX SDPとQNX CAR のプラットフォームの間に、マルチメディア機能を盛り込んだシステム QNX SDK for Apps and Media 1.0が加わります。

QNX SDK for Apps and Media 1.0は、フル機能のQNX CAR のプラットフォームから、スマホのマルチメディア連携といった機能を抜き出した形。最新のQNX CAR Platform for infotainment 2.1では、ナビ機能や車とスマホのMirrorLinkといった機能がありますが、こうした機能はいらないが、QNX SDPよりも豪華なヒューマンマシンインターフェイス(HMI)を提供できるようになった、とうわけです。



QNX SDP 6.6のスクリーン機能では、複数のユーザーインターフェイスを統合して、1つのインターフェイスとして見せられます。この機能ではたとえば、車載大型ディスプレイの背景をHTML5で記述し、ナビゲーションをOpenGL、接続したiPhoneの動画も表示するといったような階層表示が可能になります。アプリの制御はQt5。


なおCES 2014では、Audi TTのコンセプトモデルとして、QNXを採用した未来の車載情報端末の姿を披露しています。



このほかQNXは1月、フリースケールやNVIDIAなどに加えて、クアルコムのSnapdragonを半導体パートナーに迎えています。米国で自動車関連の取り組みを進めているクアルコムは、MWC 2014において、QNXとの提携をアピールしていました。



 
 
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