ノキア Lumia 1520レビュー:6型フルHDのフラッグシップ機。ハードウェア編

Brother Hawk
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2014年03月19日, 午後 01:01
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2013年10月22日、 Nokia World 2013 イベントで、ノキアが6インチ画面のWindows Phone 8 スマートフォン Lumia 1520を発表しました。2013年末前後からグローバル版が流通し始め、最近は価格がこなれてきたようです。Lumia 920から1520へ乗換えましたので、ハードウェア編、ソフトウェア編、カメラ編、使いこなし編と、4回に別けてレビューをお届けします。

Windows Phoneとしては初のフルHD、Qualcomm Snapdragon 800を搭載

Lumia 1520の特徴は何と言っても、6インチ フルHDの液晶パネルと、クアッドコア 2.2GHzのQualcomm Snapdragon 800を搭載したことです。従来の機種ではパネルサイズとしてはLumia 625の4.7インチが最大、SoCは Lumia 920/925/928/1020などがSnapdragon S4(デュアルコア)だったので大幅なパワーアップです。既に次世代のSnapdragon 801が発表済ですが、他のハイエンドスマートフォンと比較しても見劣りしなくなりました。

Snapdragon 800は、その後出荷されたNokia Lumia Icon(Lumia 929/Snapdragon 800、5インチ フルHD)が存在しますので、WP8機唯一ではないものの、Lumiaファン待望のモデルと言えるでしょう。

画面サイズは5インチよりも更に大きい6インチ。解像度はフルHDの1920×1080ドットでppiは368と、紙の印刷(175線)を超えています。ファブレットと呼ばれるこのサイズのスマートフォンを所有するのは個人的には初。他メーカーでは「Xperia Z Ultra」が6.4インチで同じカテゴリとなるでしょうか。

Nokia Lumia 1520の仕様
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 800
(2.2GHz/Quad Core)
メモリ 2GB
ストレージ 32GB(microSDカード対応)+ OneDrive 7GB
液晶パネル IPS式6インチ/ClearBlack
フルHD(1920×1080ドット/368ppi)
Super-sensitive touch対応
カメラ メイン20MP PureView
(Carl Zeiss lens、1/2.5inch、f/2.4、26mm、焦点距離10cmm、LEDフラッシュ)
サブ1280×960ピクセル(f/2.4)
ビデオ録画 1080p/30fps、MP4/H.264、MP4/MPEG-4
インターフェース Nano SIM
USB2.0(Micro-USB-B)
Bluetooth 4.0
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
NFC
35mmオーディオコネクタ
ネットワーク LTE bands 1/3/7/8/20
(最大UL50Mbps/DL150Mbps)
WCDMA 850/900/1900/2100MHz
(最大UL5.76Mbps HSUPA/DL42.2Mbps HSDPA)
GSM 850/900/1800/1900MHz
センサー 照度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、近接センサー、コンパス
バッテリー 3400mAh
3G通話25.1時間/音楽再生124時間/Wi-Fi接続ブラウジング13.6時間
ワイヤレス充電(Qi)標準対応
カラーバリエーション Yellow、Red、White、Black
サイズ/重量 162.8×85.4×8.7mm/209g
※太文字の部分がLumia 920との違い

主な仕様は表をご覧下さい。Lumia 920と比較して画面サイズ、SoC以外での大きな違いは、20MP PureViewカメラ搭載(カメラに関してはカメラ編で詳しく書きたいと思います)、IEEE 802.11acに対応していることです。ただMicro SIMからNano SIMになっていますので手持ちのSIMをサイズ変更する必要があるかも知れません。

メモリはLumia 1020と同じ2GBで、920の倍となります。Lumia 920では非対応だったmicroSDカードにも対応しています。ストレージは32GBと変更ありません。Lumia 925ではオプション扱いになっていたQiも復活しました。早い話がLumiaとしては全部入りのハイエンドモデルと言えば分かり易いでしょうか。



斜め右横から
上側面に35mmオーディオコネクタ、下側面にUSB2.0(Micro-USB-B)、右側面には上から音量±、電源、シャッターと、Lumia 920と同じ配置です。左上にフロントカメラがあります



/左側面にはmicroSDカードスロット(上)とNano SIMスロット(下)
/解像度が高くなったことで、ライブタイルの縦方向の数はもちろん、横方向も標準サイズで一列増え、より多くの情報をホーム画面で見ることができます

WP8のフルHDそしてQualcomm Snapdragon 800対応は、WP8としては最後のマイナーアップデート、Black Update(GDR3)からとなります(次のアップデートはメジャーアップデートでWP8.1です)。

またフルHDの場合は、解像度が高くなった分、縦方向はもちろんとして、ライブタイルが標準サイズで一列増えます。Lumia 920の画面が、写真の右上2列から下はOffice/OneDriveまでの行にすっぽり収まります。

6インチで表示してもLumia 920と比較して各タイルは相対的に小さくなっていますので、もしかするとLumia Iconの5インチでは小さ過ぎるかも知れません。

本体の写真を撮影する時、個人情報が見えないように、ライブタイルを並び替えていますのでイメージし辛いかも知れませんが、これだけの数のライブタイルにいろいろな情報が表示されると圧巻です。しばらく使ってLumia 920へ戻ると玩具のように見えます。

6インチのファブレットは大きいか小さいか

気になるのはLumia 920も含め、一般的な5インチ未満のスマートフォンを比較した場合のサイズや使い心地です。まずはこの写真からご覧下さい。



iPhone 5s、Lumia 920、Lumia 1520、Nexus 7(2013)のサイズ比較
こうして並べるとLumia 1520はかなり大きいことが分かります。とは言え7インチのNexus7(2013)と比較するとそれなりに小型です



持ったところ
筆者は手が小さい方なのですが、8.7mmと薄め(iPhone 5sは7.6mm)で、持ち難くはありません。重量は209g。Lumia 920が185gなので、サイズを考えるとあまり重く感じないのです。iPhone 5s(112g)二台持ちよりは若干軽めとなります。リアは、カメラ部分が少し出っ張っています。その上にLEDフラッシュ。下側にはスピーカーがあります



Lumia 920、Lumia 1520、iPhone 5sの厚み比較
Lumia 920(写真左)より少し薄く、iPhone 5s(写真右)より少し厚みがあります(仕様上は左から10.7mm/8.7mm/7.6mm)

サイズ比較は、写真をご覧になれば一目瞭然です。6インチなのでかなり大きいことが分かります。当初は戸惑いましたが、3日もすれば慣れてしまいました。逆にLumia 920を触ると物足らない感じがします。またジーンズのポケットには、上が数cmはみ出ますがスッポリ収まり、携帯性は悪くありません。

持った感じも薄い分、違和感なく扱えます。ただサイズがサイズなので、片手で操作するのはあきらめるしかありません。この点をどう思うかで評価は大きく別れそうです。

ボディは同社らしいデザインと質感で、どちらかと言えばLumia 920よりLumia 1020に似ています。同じポリカーボネートですが、表面がツルツルなLumia 920に対して少しマット調です。

画面はIPS式で6インチなのでかなり見やすく、写真や動画がNexus 7(2013)並に大迫力で楽しめます。また、ClearBlackと言うこともあり黒がしまって綺麗です。画面の明るさを自動調整にした時には、Lumia 920より暗めに設定されます(最大輝度にすると同じです)。

余談になりますが、Lumia 1520を使い出した結果、出番が大幅に減ったのはNexus 7(2013)でした。WP8は現状、DTCP-IPに対応したアプリはなく、録画した地デジを観る時のみ、Nexus 7(2013)の登場となりますが、(筆者が使う)一般的なアプリはほぼそろっているため、持ち替えずにそのまま使い続けることができるのです。また、スピーカーからのサウンドにパワーがあり、音質が良いこともLumia 1520を使う理由になっています。

作動速度はSnapdragon 800なので爆速かと思いましたが、IEのレンダリングは速いものの、フルHDの解像度でスポイルされているのか、もしくはチューニングし切れてないのか、全体的にはSnapdragon S4のLumia 920と然程変わりません。逆に言えば、Lumia 920はかなりバランスが良いことを再確認しました。



付属品
充電用のUSBケーブル、USBタイプのACアダプタ(但しプラグの形状が違うのでそのままでは国内で使えません)。ヘッドホンは黄色くてキュートです



バッテリーの消費量
バッテリーは筆者の使い方(1月間にモバイルによるデータ通信は1GB程度。GPSはOFF)だと、ノーチャージで丸二日持ちます。感覚的にはLumia 920の倍でしょうか

実のところ、6インチは大き過ぎるので、先に触れたVerizon専用Lumia Iconのグローバル版が出るのを待っていたのですが、なかなか発表されず、痺れを切らしての機種変となりました。5インチを飛び越えての6インチなので、いろいろ不安はありましたが、普段はタブレット的に、いざとなったら電話......と言った使い方ができ、今となっては大正解です。日頃あまり電話しない人にお勧めのサイズかも知れません。

次回はソフトウェア編となります。以前Lumia 920の記事を掲載した頃からアプリも随分状況が変わりました。

 
 

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