auのNFC対応スマートフォンにおいて、韓国のプリペイド式電子マネー「モバイルcashbee」が使えるようになります。cashbeeは、韓国ロッテグループのデパートやコンビニ、約7万店舗に導入されている電子マネーサービスで、対応端末の利用者は渡航先の韓国でもキャッシュレスで買い物できるようになります。

韓国は中国と肩を並べる日本からの渡航者が多い国で、2012年には中国を抜き年間渡航者数でトップに立ちました。2013年、日本から韓国への渡航者は約275万人。cashbeeは2014年秋以降、地下鉄やバスなど公共交通機関にも拡大する予定です。

KDDIは2月、Asia NFC Allianceを設立し、東アジアの携帯電話事業者と連携して渡航先の海外でNFCが使えるよう、仕様の共通化を進めています。今回、eB Card CorporationやSBI AXESと協力して、モバイルcashbeeを提供することになりました。なお、昨年12月にはNTTドコモがモバイルcashbeeアプリを提供しています。いずれのアプリもGoogle Playからダウンロード可能。

韓国内で使える場所は以下の通り。これに加え、2014年秋以降には一部の地下鉄やバスでも使えるようになります。電子マネーのチャージはクレジットカードなどで行えます。

コンビニエンスストア セブンイレブン、バイザウェイ、CU、GS25、ミニストップ、ストーリーウェイ
飲食店 ロッテリア、パリバゲット、エンジェリノス、パスクチ、ジャンバジュース、クリスピークリームドーナツ、ダンキンドーナツ、ビズン、ナチュール、サーティワンアイスクリーム
小売店 ロッテスーパー、ロッテマート、ロッテデパート
交通機関 タクシー

なお日本では、おサイフケータイとしてFeliCa方式を当初採用しており、モバイルSuicaや楽天Edy、iD、WAON、nanaco、QUICPayといった国内の主要な電子マネーサービスがFeliCa方式となっています。

また、NFC(TypeA/B方式)のおサイフケータイサービスは、MasterCardのpaypass、Visa payWaveといったグローバル勢が採用しています。

なお、FeliCa方式は、大勢の客を正確かつ素早くさばく必要のあるSuicaの厳しい要求などにより、使い勝手や応答速度の面で現状のNFCより一日の長がある状態と言えます。