動画:ジェームズ・ダイソン来日。Airbladeの ヘルムホルツ空洞 とは?

Atsushi MATSUMOTO
Atsushi MATSUMOTO
2014年04月11日, 午前 07:20 in airblade
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4月9日にハンドドライヤーの新製品Airblade シリーズを国内発表したダイソン。発表会後には、一部のメディア・記者が参加して創業者ジェームズ・ダイソン氏を囲むラウンドテーブルを開催しました。静穏化のための「ヘルムホルツ空洞」の解説やダイソン氏とのQ&Aに加え、国産掃除機との比較テストの様子をお届けします。

意外と単純なヘルムホルツ空洞

Airbladeのデモの中で目を引いたのが、騒音軽減のため Airblade Tap / Airblade dbの両機種に搭載した「ヘルムホルツ空洞」というあまり耳慣れない仕組み。



動画で分かるように、管=(音の通り道)の途中に音を閉じ込めるような場所を作り、静音化を図るという仕組みです。途中の入り口をふさぐ前、ふさいだ後で音の量が変化しているのが分かります。Airbladeに先だって羽なし扇風機「AM07」に採用したものと原理は同じです。

掃除機の性能には自信を示すが

同日に発売となったキャニスター型掃除機DC63の性能比較テストも披露しました。これは、カーペットにまいた小麦粉を手ですり込んだ上で、6往復させて小麦粉を吸い上げるというもの。国産掃除機(会場で確認したところ、パナソニックのMC-SC31RG。吸込仕事率300W~約110Wの小型サイクロン式掃除機)との競争です。



ダイソンのアレックス・ノックス氏は「どちらも同じようにきれいになったように見えるが、ダイソンの方は、ホコリ(このデモでは小麦粉30g)がサイクロン部分にたまるのに対し、従来の掃除機はフィルターにホコリがたまってしまう。やがて目詰まりを起こして吸引力が落ちるのです」と説明しています。

デモではこの後、DC63のカートリッジを新しいものと取り替え、国産掃除機が吸い取った場所を改めて吸い、まだ小麦粉が残っていることを示しました。



分かりやすいデモですが、1点気になったのは逆にDC63で吸い取った方を、国産掃除機で吸ってみせなかったこと。これでは吸引力に本当に違いがあったのか、単に6往復では刷り込んだ小麦粉を吸い取るには不十分だったのか判断できません。

「BtoCとBtoBを区別していない」(ダイソン氏)



日本進出15年目にしてBtoB市場に参入した理由や、ダイソン氏自身も課題を感じているという、技術力の向上やスピードアップをどのように図っているのでしょうか。

Engadget:BtoBへの参入をどう捉えていますか?

ダイソン氏:われわれの中ではBtoCとBtoBを区別しては捉えていない。最終的なユーザー、消費者がどのように私たちの製品を使うのか、という点にフォーカスしている。

Engadget:開発力の向上のために他社の買収は選択肢に入りますか?

ダイソン氏:絶対ないとは言い切れないが可能性は低い。若いエンジニアと共に、一からモノ作りに取り組みたい、というのがダイソンの基本的な考え方だ。

Appleのようにファブレス(自社工場を持たず、デザインや設計に専念する)という手法を採らず、2002年まで英国内での製造開発を行っていたダイソン。現在は、マレーシアとシンガポールでエンジニアリングと組み立てをしていますが、2年後をめどに英国の研究開発センターの規模を倍増させ、3000人の雇用創出を図る見込みです。
 

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