ソフトバンクモバイルは、5.2インチ、省電力設計のIGZO液晶を搭載した「AQUOS Xx 304SH」を5月下旬に発売します。これまでのシリーズ名「AQUOS PHONE Xx」から「AQUOS Xx」にシリーズ名を変更した夏モデルになります。

なお、ソフトバンクモバイルは2014年、これまで当然のように行ってきた夏の新製品発表会を実施しません。後述します。

 

AQUOS Xx 304SHは、Xxシリーズ初の5インチクラスのIGZO液晶を搭載。これまでIGZO採用はAQUOS PHONE Xx mini 303SHの4インチクラスまで、5インチクラスのAQUOS PHONE Xx 302SHはS-CG Silicon液晶となっていました。304SHは、302SHと同じ2600mAhのバッテリーを搭載しながら、TD-LTE(AXGP)の待受時間は450時間から600時間に伸びています。

なお、IGZO液晶のバックライトは、新開発のPureLEDを採用。高い透過率のフィルターと組み合わせたことで、これまでより色域が広がっています。



主な仕様は以下の通り。Android 4.4、おサイフケータイやフルセグ(録画対応)対応の防水防塵モデルとなります。カメラは360度パノラマ撮影機能や、全天球撮影機能、前モデルより搭載の翻訳ファインダーなどもあります。

約5.2インチ フルHD(1920 x 1080)のIGZO液晶、13.1MP(F値1.9)と2.1MPのカメラ。4コア 2.3 GHzのCPU(MSM8974A)、RAM2GB、ROM32GB。 大きさ:約72 x 135 x 9mm 、重さ:約137g。

通信周りは、TD-LTE互換のAXGP(2.5GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、W-CDMA(900MHz /2.1GHz)、GSM、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)。

ソフトバンク、異例の夏の新商品発表会なし

国内の携帯電話会社は例年、春商戦、夏商戦、秋冬商戦、冬商戦、冬春商戦のうち、年に2回大規模な新商品発表会を実施しています。昨年から今年にかけてでは、冬春モデルの発表会をドコモとソフトバンクが実施し、auは秋冬モデルと春モデルで発表会を分けました。

こうした中ソフトバンクは、夏の発表会を開催しないことを決断しました。公式コメントは「今回、2014年度夏商戦としての発表会は実施しない予定です」。今回の304SHも投げ込みリリースのみとなっています。

最近のソフトバンクといえば、VoLTE時代を見据えた「スマ放題」において「放題」の表現の幅を拡大しようと試みたものの、ユーザーからの不満の声をでサービス開始前に内容を変更。さらにドコモがVoLTE時代を見据えた新料金を発表すると、サービス自体の延期を決定しています。

VoLTE時代を見据えたものの、その手前で派手に転倒したような状況であり、加えて異例の夏の発表会なし。国内についてはあまり良い材料がない印象です。ただ、そもそも年間を通じて最大の山場である春商戦期と近く、夏商戦は販売台数の面で大きな山ではないのも事実です。同社は過去に、東日本大震災を受けて大規模発表会の自粛を発表し、夏の発表会を開催しなかったことがあります。

ソフトバンクグループとしては、6月にY!mobileがスタートします。もしかすると照準をこちらに合わせているのかもしれません。