KDDI、国内初となる外洋航行中の船舶型携帯電話基地局を経由した音声通信実験に成功。15km先でも通話OK

KDDIは海上保安庁と協力し、巡視船さつまの船上に船舶型携帯電話基地局を開設、実証実験を行いました。5月23日、鹿児島県志布志港にて実験結果の説明会を開催しました。

この鹿児島に向かう途中、羽田や宮崎県において、KDDIが他社に先駆けてスタートさせたLTE-AdvancedCA(キャリアアグリゲーション)による高速通信スポットが、KDDIの公表しているエリア情報 にない場所で確認できました。

 

速度計測調査は、au 2014 夏モデルとして発売中のサムスン製 GALAXY S5 で実施しました。KDDIがまだ公表していないエリアでCAがつかめたということは、CAエリア化が急速に拡大しているということかもしれません。

羽田空港の保安検査場を過ぎてから、搭乗口56と58の周辺において下り100Mbps超のCAによる通信を確認しました。 羽田空港内は保安検査場を通過する手前にもCAによる高速なスポットがあります。今回、前泊で立ち寄った宮崎市内でもキャリアアグリゲーションがスタートしていました。

KDDI 4G LTE-Advanced CA(キャリアアグリゲーション)

宮崎市橘通西3丁目付近にて、やや電波状況がやや不安定ながら下り最大68MbpsでのCA通信を確認しました。エリア情報ページに掲載される前は、調整を行っている場合もあり、不安定な状態ながらCA接続することもあるようです。フィールドテストツールのXenSurveyでも移動中の電波状況をチェックしました。

KDDI、国内初となる外洋航行中の船舶型携帯電話基地局を経由した音声通信実験に成功。15km先でも通話OK

使用端末は、GALAXY S5 SCL23(KDDI)、GALAXY S5 SC-04F(ドコモ)、GALAXY Note3 SCL22(KDDI)、Nexus5 LG-D821(SoftBank)、STREAM X GL07S(EMOBILE)です。

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宮崎空港から宮崎市内のフィールドテスト結果


携帯各社の通信インフラ競争は、従来、通信速度の理論値を含む面のLTEエリアカバー率競争でしたが、VoLTEによるLTEの音声通話サービスで高品質な音声通話を実現するには、より細かな3Gに落ちない高品質なLTEネットワーク網の構築が必要です。

国内で他社に先駆けてVoLTEを開始するNTTドコモのテスト結果を見ると、上り・下り速度およびLatencyの値が最も悪い状態で、早急な品質の改善が必要となりそうです。