米国ニューヨークでユーザーインターフェイスを研究・開発するPatten Studio が、小型ロボットを使用したUI 「Thumbles」を公開しました。

Thumbles は3つのタイヤを搭載し、テーブルなどの表面を自走するコンピュータ制御の小型ロボット。コンピュータから操作できるとともに、Thumbles を手で持って直接動かすことでソフトウェアの操作も可能です。


Thumbles の使用例として、上の画像はテーブル上に表示した動画編集ソフトを操作しているところ。メインの編集画面と、左上には再生などの機能選択用アイコンが並んでいます。

ここでたとえば画像のようにThumbles を色調節アイコンの上に置くと、テーブル上にRGB のサークルが表示されるとともに、3台のThumbles が走ってきてサークル内に停車。それを手で回して各色を調節します。

また音量調節アイコンの上に置くと、左右の音量バランスメーターが表示されるとともに、2台のThumbles が各メーターの下に停車します。2台を個別に回して左右の音量を調節できるとともに、一台を回すともう一台も同じように回るよう同期することも可能です。



デモ動画では動画編集ソフトのほか、Thumbles をシューティングゲームの自機として直接操作したり、災害時の避難経路シミュレーションや、分子構造3D モデルの操作なども可能としています。

Thumbles は、「デジタルな情報に物理的実体を与えて直接操作する」というタンジブルUI の発展形の一つと言えます。ほか様々な分野で研究されているタンジブルUI については、タンジブルで過去記事検索からどうぞ。

なおタンジブルの生みの親であるMIT 教授の石井裕氏は、inFORM というインタラクティブなディスプレイを発表して注目を集めています。