6月14日・15日に東京ビッグサイトで開催される東京おもちゃショーの一般公開を前に、業界関係者とプレス向けの商談見本市が行われています。子供から大人まで楽しめるおもちゃや、流行を先取りしたおもちゃなど、見どころをご紹介します。
東京ビッグサイトの会場とブース展開
今年は東京ビッグサイト西1ホールから西4ホールまでのエリアに出展社数157社、おもちゃ総数3万5000点の展示を予定。おもちゃだけではなく、子どもたちを取り巻く衣食住全てにスポットをあてて展開する「キッズライフゾーン」を設け、バラエティに富んだ内容です。
14日・15日の一般公開では、西1階アトリウム特設ステージでキャラクターショーを開催。期間中で11のステージを予定しています。各ホールはとても広く、ステージも含めじっくり見て回ると時間切れになる可能性も。入場する前に案内図とフロアマップは要確認です。
見どころ1:新コンセプトや新しい遊びができるおもちゃ
ロングセラーのおもちゃに新しい遊び方やコンセプトが加わった製品は、昨日立ち寄った西1ホールだけでも多数。例えばエポック社の「スーパーサッカースタジアム サッカー日本代表チームモデル クロスファイアストライカー」は、平面盤で楽しむサッカーゲームながらキーパーの頭上を飛び越える浮き球ドライブシュートやコーナーキックなどの技を楽しめます。
見どころ2:新技術を活用したおもちゃ
タッチセンサー・音声センサーや多色LED、プロジェクションマッピングなどの新技術を使ったおもちゃも定番になってきました。特に目立つのは、ロボット型・ペット型おもちゃ。セガトイズ「ハートエナジー プーチ」はタッチセンサー、多色LEDなどを搭載した犬型ペットロボット。多彩な感情表現ができ、ニンテンドー3DSと連動したコミュニケーションも可能。
ペット型おもちゃはリアルな質感や大きさの物が目立ちます。ユーキャンの通販ブランド「ココチモ」の実物大電動ペット「愛犬 しばちゃん」は柴犬の大きさや体重(約4kg)、鳴き声を再現。体の10箇所に付いているセンサーで、お手、伏せ、お代わりなど85通りの仕草をします。
3:スマートフォン・タブレット型おもちゃ
スマートフォン・タブレット型のおもちゃも勢いがあります。セガトイズのスマホ・タブレット型おもちゃ「ジュエルペット ジュエルポッド プレミアムハート」と「ジュエルペット ジュエルパッド」はジュエルペットのテレビアニメとタイアップした製品。作中でコミュニケーションツールとして使われています。
携帯キャリアの回線は使用せず、本体の赤外線通信で遊びます。写真・動画撮影、SDカード経由でのアプリ追加などができるハイテク玩具です。
4:大人も楽しめるおもちゃ
大人も楽しめるおもちゃの展示にも、多くの人が足を止めています。
山田科学の「DECO CUBE」は前後左右上下の全6面に連結可能なプラスチック製ブロック。ブース右前に置かれた金閣寺のモデルは製作期間3週間・約8万個のブロックでできた大作。ガラスケースに近寄ると、内部に鎮座しているご本尊まで精巧に作りこまれていることが分かります。
グリッドマーク「Grid電子黒板」は独自の新しい二次元コード技術を活用した製品。文字や絵を描くGrid Sheetは目に見えないドットコードが印刷された特殊な透明シート。ドットを読み取る無線対応ペンG-pen BT/G-Talk BTを滑らせると文字や絵が浮き上がる仕組み。
無線ペンとPCはBluetooth通信で接続され、Grid Sheetの上で書いた内容は即PCに反映されます。
マキノトレーディングの「タイフォック」。本物のレンガブロックと、砂・とうもろこしエキスで作られたセメントで作るドイツ製の模型です。セメントを扱う際に使用するコテなどのパーツが小さいながらもしっかりと作りこまれており、創作意欲が刺激されるおもちゃです。
他にもまだ多くのおもちゃが展示されています。引き続き、見どころや展示会の模様をご紹介します。
【東京おもちゃショー2014開催概要】
展示会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)西1-4ホール
一般公開日時:6月14日(土)9時-17時、6月15日(日)9時-16時
入場料:無料
公式サイト:東京おもちゃショー2014(http://www.toys.or.jp/toyshow/)