Windows XP のサポート終了と移行騒ぎもさめやらぬなか、マイクロソフトが今度は Internet Explorer ブラウザの旧バージョン駆除に本気を出し始めました。

IEBlog によると、マイクロソフトは 2016年1月以降、各OSで使える最新バージョンのインターネットエクスプローラにのみセキュリティアップデートやテクニカルサポートを提供します。

サポート中の各OSと、使える最新 IE バージョンの一覧はこちら。

マイクロソフトが移行を強く勧める理由は、言うまでもなくセキュリティのため。IE 8 から IE 11 でマルウェア耐性が大幅に向上したという NSS Labs のテスト結果などを例に挙げ、可能なかぎり最新版に乗り換えることがユーザーの利益であるとしています。

また最新のウェブ標準技術に準拠することでモダンなウェブアプリが使える生産性、さらには現在のOSで最新のIEを導入しておくことで最新OSやタブレットなどへの移行が容易になる点も挙げています。

コンシューマはともかく、法人では変えようにも変える余力がなくゾンビのように残るレガシーウェブアプリのために旧バージョンを使わざるを得ない場合もあります。これに対しては、あくまで移行までの一時的な対策であるとした上で IE 11 のエンタープライズモード(後方互換性優先モード)を挙げ、エンタープライズモードをOSのサポートライフサイクル終了までサポートすることを新たに発表しました。Windows 7 ならば、2020年の1月14日までエンタープライズモードのサポートを提供します。

コンシューマーの場合、移行した先が IE になる保証はありませんが、常用しないにしろマルウェアの経路となり得るブラウザは最新版にしておくに越したことはありません。