ニール・ヤングのハイレゾ配信サービスPonoMusic、投資家向けクラウドファンディングで出資募集中

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2014年08月20日, 午後 12:58 in crowdfunder
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ニール・ヤングを CEO に擁するハイレゾ音源配信サービス PonoMusic が、投資家向けのクラウドファンディングサービス Croudfunder でキャンペーンを実施しています。期間は9月1日までですが、すでに目標額の400万ドルを大きく超える出資を集めています。
 

 PonoMusic といえば、永遠の反逆オヤジことニール・ヤングが、MP3 などの圧縮音源を「クソ」と評し、ユーザーに「ミュージシャンが本来意図した音」を届けるべく立ち上げたハイレゾ音楽配信サービス。

今年3月にはポータブルハイレゾプレーヤー PonoPlayer を発表。クラウドファンディングサービス Kickstarter でのキャンペーンは、80万ドルの目標に対し620万ドルを集める大成功プロジェクトとなりました。これは Kickstarer 歴代3位の調達額とのこと。PonoPlayer によって初めてクラウドファンディングの出資者となった人、初めてハイレゾ音源に興味をもった人も多いそうで、いろんな方面に影響を与えたキャンペーンでもありました。
 
 
PonoMusic は次にハイレゾ音源配信サービスを開始するため、投資家向けのクラウドファンディングサービス Croudfunder において、新たなキャンペーンを開始しました。

最低出資額は5000ドルからで、見返りは PonoMusic の株式購入権とのこと。目標額は400万ドルですが、キャンペーン終了まで11日を残して、すでに580万ドルを超える額を集めています。なお、Crowdfunder で出資可能なのは、米国証券取引委員会(SEC)の認定を得ている投資家に限られるとのこと。
 
 
PonoMusic がサービスを開始し、PonoPlayer がユーザーの手元に届けば、ひとつのエコシステムができあがります。ニール・ヤングや賛同するミュージシャンらのネームバリューなどをうまく宣伝に使えば、ことによってはハイレゾにかかわらず音楽配信の一大勢力となるポテンシャルもありそうです。

しかし、ハイレゾ音源を上回る勢いで人気を増しているのが定額の音楽ストリーミングサービス。日本ではいまだに CD が音楽流通の中心とされますが、海外では SpotifyPandora といったオンデマンド型またはラジオ型音楽ストリーミングサービスが着々と勢力を広げています。Apple も Beats Electronics とともに音楽ストリーミングの Beats Music を手に入れたほか、Googleは YouTube の定額配信サービス Music Key を準備中です。

PonoMusic は音質重視のサービスを目指しているため、音質の劣るストリーミングサービスの計画はなさそうです。ただし Kickstarter キャンペーンの FAQ では、音質的な問題がクリアできればストリーミングもやぶさかではないとしています。

ちなみに、量産版の PonoPlayer は現在399ドルにて予約を受付中です。予約分の発送予定は2015年1~3月ごろ。

また PonoMusic は10月のサービス開始を発表済み。Kickstarter 出資者への PonoPlayer の発送も同じく10月を予定しています。出資者にとっては、いまがいちばん楽しい時期かもしれません。
 
 

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