フィリップスが、Lightning 端子を備えるヘッドホン Fidelio M2L を発表しました。24bit DAC とアンプを内蔵し、iOS デバイスと接続してデジタル再生に対応します。6月の WWDC で、アップルはMFi 認証プログラムの拡張を発表しました。これにより、サードパーティがLightning 端子を持ち、iPhoneなどに直接接続可能な DAC 内蔵ヘッドホンが作れるようになりました。

フィリップスは Fidelio M2L を「Lightning 端子で直接 iOS デバイスと接続する初のヘッドホン」としており、アップルから MFi 認証も取得しています。当初アップルが買収した Beats から出ると思われたLightning端子付きヘッドホン第1号の座は、フィリップスのものとなったようです。

密閉型のハウジングには 40mm 径ネオジムドライバーを搭載し、「引き締まった低域と高い解像感」が特徴。さらに 24bit DAC とアンプを内蔵したことで、「余分なノイズやクロストークを排除したクリアな音を楽しめる」としています。

Fidelio M2L の発売時期は、欧州と北米で12月の予定。価格は249.99ユーロ。


なお、Fidelio M2L の紹介文などには「ハイレゾリューションオーディオの再生に対応」とあります。しかし、そのハイレゾリューションオーディオについては「24bit ロスレスオーディオ」と説明があるだけで、対応するサンプリング周波数が具体的に何kHzなのかについては記載がありません。

参考までに記しておくと、欧州では明確なハイレゾの定義がないようですが、米国の業界団体によるハイレゾの定義は、CD音質(44.1kHz/16bit)以上のロスレスオーディオとのこと。一方、日本の JEITA(電子情報技術産業協会)によるハイレゾの定義では「CD音質を超えるデジタルオーディオ」となっています。

ちなみに、ソニーが IFA 2014で発表した ハイレゾ対応の DAC 内蔵ヘッドホン MDR-1ADAC も、iOS 機器の Lightning 端子経由でデジタル接続が可能で、こちらは10月の発売を予定しています。