LUMIX LX100インプレ。大型センサーと4K動画撮影、高速な操作レスポンスも魅力

関根慎一 (Shinichi Sekine)
関根慎一 (Shinichi Sekine), @sekine_s
2014年09月19日, 午前 08:07 in DMC-LX100
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ドイツ・ケルンで21日まで開催中のフォトキナ2014より。パナソニックのLUMIX DMC-LX100は、4/3型イメージセンサーを搭載するレンズ一体型デジタルカメラで、単体での4K動画記録が可能なモデルです。

パナソニック製レンズ一体型のデジタルカメラにおいて、4/3型、いわゆるフォーサーズサイズのイメージセンサーを搭載する機種はDMC-LX100が初。続きに展示機の印象を掲載します。

レンズはDC-Vario-Summilux銘で35mm判換算24-75mm相当のズームレンズ。ライカレンズでは開放F値ごと、あるいはレンズ構成によってレンズにつける名前が異なっており、Summiluxは開放F値が1.4のレンズにつく名前です。LX100の広角端の開放値はF1.7ですので、やや変則的な命名になっています。

ボディは現行のLXシリーズと比べて一回り大きく、握った時のサイズ感は小振りのミラーレスカメラという印象です。内蔵EVFは276万ドット。静止時の精細感は高く、発色もいいのですが、さすがにカメラを振ると多少の残像は出てきます。ただ、カメラを激しく振るような極端な使い方をしなければ、特に違和感なく使えるレベルです。


起動時間はレンズの繰り出しなどを合わせてもそれほどもたつきは感じられず、スムーズに撮影を始められました。コントロールリングにはズーミングや露出補正、ISO感度などを割り当て可能です。ズーム操作はズームレバーでも行えますが、コントロールリングによるズーミングもレスポンスは速く、違和感なく使えます。

レンズの鏡筒には絞りリングを備えており、オートのほか開放からF16までの範囲で固定できます。露出補正ダイヤルもアクセスしやすい位置にあるので、絞りを固定した状態で露出を微調整する際に便利です。

AFは4月発売のDMC-GH4と同様に「空間認識AF」を採用。平坦な壁などの被写体では合焦までやや時間がかかりますが、被写体と背景の位置関係がある状況なら、ストレスなくAFが利用できます。

ちなみに空間認識AFに使われている空間認識技術(DFD, Depth From Deforcus)は、ピント位置の異なる複数の画像を常時取得し続け、同時に取得画像のボケの状態から被写体への距離を継続的に算出することで空間を認識する技術。取得したデータをもとにフォーカスを合焦領域に近づけてからAFを駆動させる仕組みであり、コントラストAFによる合焦を補強する立ち位置の技術です。

機能面では最大25pの4K動画記録に加えて、静止画として切り出す4Kフォト機能を装備。展示機は記録メディアが利用できない状態だったので、実使用感の解説は別の機会に譲ります。

DMC-LX100は全体的にきびきびとよく動き、街撮りスナップのようにカメラをさっと出し入れする用途と相性が良い印象です。

ただ、現行機種のDMC-LX7と比べるとサイズが大きく、レンズのスペックだけを見ればLX7の24-90mm、開放F1.4~2.3に対して、24-75mm、F1.7~2.8とやや見劣りします。その分大型のセンサーを搭載し、4K動画を撮影できるという進歩点がLX100にはありますが、それぞれのカメラの用途と相談しながら、あらかじめ見定める必要があるでしょう。

LX100の発売時期は11月。価格は899ドル。国内発売は未定。

なおパナソニックでは同時発表のAndroid搭載デジタルカメラDMC-CM1でも4K動画記録を搭載しており、DMC-GH4以降、4K動画記録(および静止画切り出し)対応機種の拡充を進めています。今回のフォトキナ2014におけるパナソニックブースも全体で4Kを推す構成であり、4Kによる入力から出力までをカバーする家電メーカーらしい側面が感じられる展示でした。



ブースでは一眼レフカメラと比べてコンパクトに同等のシステムを構築できるマイクロフォーサーズの長所もアピールしています
 
 

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