レノボが中国でWindows 8.1タブレットの新モデル、Miix 3 8を発表しました。名称とタイミングからは、日本でも人気となったMiix 2 8の後継機かと思えますが、実は(若干)低価格なバリエーションモデルの位置づけです。

特徴は液晶ディスプレイ。解像度は1024×768ドットと、Miix 2の1280×800ドットから比べると下がりましたが、アスペクト比(縦横比)と大きさは、横置き時4:3で7.85インチ。つまり初代iPad miniとほぼ同じ大きさとなる液晶です。これだけで興味が出てきた、という方もいるのではないでしょうか。



サイズに関しては厚さ9.2mmのみが発表されています。重さは375g。Miix 2が厚さ8.35mm、350gなので、若干厚く、わずかに重くなる計算。バッテリー駆動時間は公称7時間と、こちらもMiix 2の公称10時間から比べると短めとなります。



また、SoC(CPU)としてはAtom Z3735Fを搭載します。これは現行Atom ZシリーズとなるBay Trail(ベイトレイル)の廉価版モデル。Miix 2 8が搭載するZ3740と比較すると性能は若干下となり、最大の差はメインメモリの仕様。

Z3735Fは1チャンネルのDDR3L-RS (1600MHz相当)に対応しており、理論上の最大転送速度は10.6GB/秒。対してZ3740はLPDDR3(1333MHz相当)の2チャンネル同時アクセスに対応し、理論上の最大転送速度は17.1GB/秒。そのため、メモリの転送速度ではMiix 2が大きく有利になります。

メインメモリの転送速度はGPUでの3Dグラフィックス性能に大きく影響するため、ゲームなどでは性能がMiix 2より下がりそうです。

また、CPU部の定格クロックは1.33GHzと同じですが、バースト時の最高クロックが1.83GHzと、Z3740の1.86GHzから若干下がっています。また、発熱と消費電力の目安となるTDPも2.2Wと、Z3740の2Wから若干ですが上がっています。公称のバッテリー駆動時間が短いのはこうした点も影響していそうです。



気になる価格ですが、ストレージ容量32GBモデルがレノボ直販で1999元。ただし現行執筆時は会員価格として1499元と500元引きになっており、現行執筆時のレートでは約2万7000円。Miix 2 8はストレージ64GBのモデルが2499元(約4万5000円)となるため、およそ1万8000円ほど安価です。

なお公式ページに掲載された純正周辺機器と思われる写真も、ガッチリした本体ケースにペンといった、Miix 2 8では見られなかった機器があるのも興味深いところです。


主な仕様をまとめると、

  • CPU:Intel Atom Z3735F(4コア、1.33GHz/最高1.83GHz)
  • OS:Windows 8.1(中国語版)
  • RAM:2GB
  • 内部ストレージ:32GB(eMMC)
  • 外部ストレージ:MicroSDカードスロット
  • ディスプレイ: 7.85インチ(1024×768ドット)IPS液晶、5点タッチ
  • Wi-Fi:802.11b/g/n
  • カメラ:200万画素(前面・背面とも)
  • バッテリー駆動時間:約7時間
  • 厚さ:9.2mm
  • 重量:375g

といったところ。仕様から見ていると、低価格なWindows 8.1タブレットとしては水準的な性能といえそうです。

一見すると単なる廉価版的な仕様に見えるMiix 3ですが、実はアスペクト比3:2は、使い方によってはメリットになる仕様。とくに縦持ち時にソフトウェアキーボードの横幅が相対的に広がり入力しやすくなる点などは実用面でも大きいところです。また、PC歴が長いユーザーからは、見慣れているだけあって落ち着く縦横比でもあります。

Windows 8.1タブレットでは非常に珍しい比率の画面ということもあり、ちょっとユニークな1台的な位置づけとなりそうです。