ウォークマン A10 シリーズは、先日の IFA 2014 でソニーが発表したハイレゾ対応ウォークマン新Aシリーズの国内モデル。IFA では容量16GB の NWZ-A15 をラインナップしていましたが、国内ではこれに変えて 32GB の NW-A16 を用意しました。
192kHz/24bit までのハイレゾ音源の再生に対応。MP3 などの不可逆圧縮された音源も、ビット拡張およびアップサンプリング技術 DSEE HX によりハイレゾ化して高音質再生します。DSD 再生には対応しません。
また、屋外や通勤通学中でもハイレゾ音源をいい音で聴くため「フルオート AI ノイズキャンセリング機能」や、イコライザー、Clear Audio+、Clear Stereo、VPT(サラウンド)といった高音質化技術を搭載します。
インターフェースは、3.5mm ステレオミニヘッドホン端子、ウォークマン専用のデータ入出力端子 WM-PORT に加え、USB 2.0端子を搭載。この USB 端子は DAC 搭載のヘッドホンアンプなどに接続してデジタル出力が可能です。
Bluetooth 2.1+EDR にも対応し、対応ヘッドホンなどではワイヤレスでのリスニングも可能です。ペアリングはNFCを利用したワンタッチ接続に対応。プロファイルはA2DP、AVRCP、OPP。コーデックは標準のSBC と、接続先も対応していれば使える高音質な aptX に対応します。ただし、これらのコーデックは音声データを不可逆圧縮して伝送するため、ハイレゾ音源そのままの音質では再生できません。
OS には従来のハイレゾ対応ウォークマンが採用してきた Android ではなく、ウォークマン用の独自OSを採用しました。
ほか、ウォークマン F880 シリーズで好評だったハードウェアボタンを搭載。本体前面に再生や停止など曲操作用のボタン、側面には音量と HOLD ボタンを備えます。たとえば、電車の中でもポケットの中に入れたまま操作が可能です。
本体大きさは約43.6 x 109 x 8.7mm。重さは約66g。カラーは A16 がシルバー /ブラック /ブルー /ローズピンク。A17はシルバー /ブラック。
バッテリーの持ちはハイレゾ音源の再生で約30時間、MP3では約50時間。モバイルバッテリー機能「おすそわけ充電」機能を搭載し、手持ちのスマートフォンを充電することもできます。ただし、おすそ分け充電を使うには、別売りのスマートフォン充電ケーブルが必要です。
発売日は11月8日。税抜きの市場推定価格はNW-A16が2万5000円前後、NW-A17が3万4000円前後。