ドコモAQUOS ZETA SH-01Gインプレ。GR認定カメラは画質操作性共に良好、エモパーはハマると可愛い?

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2014年10月1日, 午前 12:00 in AQUOS ZETA
0シェア
FacebookTwitter


NTTドコモが開催した2014-2015年新商品・新サービス発表会で登場したシャープ製のスマートフォンが、AQUOS ZETA SH-01Gです。昨今のシャープ製モデルは狭額縁設計『EDGEST』をはじめブランド力を高める点に留意している印象ですが、今回はリコーとのコラボレーションによる高画質カメラ機能など、新たな路線の萌芽も感じさせるモデル。

今回は発表会での実機インプレッションをお届けします。



まず結論から言えば、カメラは画質のみならず、アプリの操作性を含めてかなり高いレベル。そしてシャープのイチオシであるエージェント機能『エモパー』は、人を選ぶが、ハマればすごく楽しいという印象です。



本機の特徴の中でもガジェット好きであればまず気になるのが、リコーイメージングのGR開発スタッフが高画質を認定したというGR certifiedプログラムに関してでしょう。

これは、リコーがスマートフォンなどモバイル機器のカメラについて、画質のコンサルティング、審査、認証を有償で行なうプログラムで、設定基準を満たした製品はGR certifiedロゴが提供されるというもの。



評価項目に関しては、例えばレンズに関しては周辺まで高いコントラストと解像度を持つこと。画像処理プログラムについてはレンズの性能を最大限生かした、自然かつ鮮鋭度の高い画像処理であることなど、かなり踏み込んだ項目までチェックが実施されていることが見て取れます。

GR certifiedについては、本機およびディズニーモバイル版となるSH-02Gが認定を受けた最初のモデルとなります。となると気になるのが画質ですが、試用機に入っているサンプルやテスト撮影した写真を本体画面で見る限り、解像感やコントラストの高さといった要素はかなり高いレベルと感じました。



また、昨今の同社のカメラアプリは、比較的コントラストを下げ気味に、露出をアンダー(暗め)にする傾向、言い換えればデジタル一眼レフ的に近い露出設定でしたが、試用機ではそうした傾向が薄れ、ライバル機に近いコントラスト高め・露出明るめの調整がなされている印象です。

発表会場で簡単にライバル製品と撮り比べをしてみましたが、会場でテスト撮影をした限り、露出やホワイトバランスの精度はかなり上位に位置するといっていいレベルです。



また、カメラアプリの操作性に関しても良好。よく使う設定項目が画面端に並列配置されているため、深い階層を辿らなくても設定が変更できます。露出補正が素早く可能という、従来からの美点も引き継がれており、ちょっと凝った写真を撮りたいときでもストレスがかかりません。



ただし、昨今の同社製狭額縁モデルに共通する「イン(前面)カメラの位置が下寄りのため、自撮りをする際には上下をひっくり返す必要がある(でないと顎が強調される)」という傾向は今回も変わっていません。これは運用でカバーできる点ではありますが、一方で慣れるまでは驚くところでもあります。



もう一つの特徴であるエモパーは、AppleのSiriやマイクロソフトのCortanaと同系列となるアプリ。いわゆるデジタルエージェントと呼ばれるジャンルに属しますが、面白いのは実用性よりもユーザーが愛着を持つことを目標とした味付けがなされている点。



たとえば、バッテリーが切れかかっている状態では「お腹がすきました」と充電を要求し、充電を開始すると「あなたは命の恩人です」と多少オーバーなお礼を言われます。



さらに使用100日などの記念日(?)ではちょっと仰々しいぐらいな感謝のメッセージを読み上げ、お別れの際には「これまでありがとうございました。私が○○さんを忘れても、○○さんは私を忘れないでください」と、冷静に考えると地味に図々しい挨拶をする......といった振る舞いをします(設定メニューに「記憶の削除(お別れ)」という項目があるのです)。



実用的な機能としては、ユーザーの生活データを蓄積していくことで、たとえば定刻の出社時間に出発を促すといったスケジュール管理的な機能はありますが、発表会で公開された動画などを見ると、むしろこういった実用的な機能は副次的なものという印象でした。

余談ですが、動画を見ていて「誰かに似ている......」と思い記憶を辿っていくと、Pepperくんに似ていることに気がつきました。今の会話型エージェントにおけるトレンドは、こうした小生意気というか、少々ウザかわいい系の性格設定が流行なのかもしれません。

実際に、こうしたキャラが素直な性格よりもむしろ使用者の印象に残りやすいという点は、Pepperくんが証明しつつあるところです。そして冒頭で人を選ぶと紹介したのは、こうした性格付けが基本になっているため。

スマホに性格など必要ない、というタイプの人にとっては、それこそ真っ先に切りたくなる機能でしょう。ただしそこまで個性が強いゆえに、ハマる人にはかなりの訴求力を持つ機能だと感じました。




ここまで基本機能に関しては触れませんでしたが、これはいい意味で紹介の必要がないため。基本パーツが現行のいわゆるハイエンドクラスとして十分通用するものなので、発表会で試せる範囲では、操作の引っかかりなどは当然のごとく確認できませんでした。

このようにSH-01Gは、一見すると昨今のシャープ製スマートフォンの流れの上にあるように見えますが、一方でエモパーに見られるようなユニークな試みも盛り込んだモデルです。こうした特徴(とくにエモパー)が支持されるかはわかりませんが、地味ながらガジェット好きであれば一見の価値はあるモデルと感じました。
 
 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: AQUOS ZETA, AQUOS ZETA SH-01G, docomo, docomo2014winter, GR Certified, SH-01G, sharp
0シェア
FacebookTwitter

Sponsored Contents