水中で50Mbpsを実現する可視光通信装置、東洋電機と太陽誘電が共同開発。4K映像伝送も視野

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2014年10月22日, 午後 11:07 in ceatec2014
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CEATEC JAPAN 2014より。東洋電機は太陽誘電と共同開発した「高速水中可視光通信装置」を出展しました。青色LEDが発する可視光を使い、水中で最大50Mbpsの無線通信を実現します。

高速水中可視光通信装置は、青色LEDを備えた通信ユニット 2つを水中に沈め、ユニットが放つ青色可視光で通信するもの。ダイバーが撮影した水中映像を、水上の母船にリアルタイム伝送するといった使い方を想定しています。検証試験にはNHKも協力。

通信速度は最大50Mbps、最長通信距離は50m。担当者によればダイバーが潜る水深はたいてい30mまでで、50mという通信距離でたいていの撮影シーンをカバーできるとしています。

また本装置は双方向での通信が可能で、水中で無線LAN環境構築を実現します。



海が青く見えるように、水中での減衰率が低い「青色可視光」を用いることで高速化を実現。既存の技術では音声の伝送がやっとだったものが、映像圧縮技術との組み合わせにより、将来的にはフルHDや4K映像のリアルタイム水中無線伝送も可能になるとしています。

展示会場では、水槽の中に本装置を設置し、水槽内カメラの映像を可視光通信でPCにリアルタイム配信するデモも行われていました。



なお東洋電機と太陽誘電は、本装置の実用化に向けてNHK と共同でプールでの水中試験を実施。NHK のカメラマンが水中に潜り、その映像を可視光通信で配信するといったテストをしています。

余談ですが、2014年のノーベル物理学賞は、青色LEDの発明で日本人3人が受賞しました。本装置も青色LEDの発明により実現したものです。会場の展示には、3人の受賞を祝う張り紙が貼られていました。
 
 

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