京セラ URBANO V01実機インプレ。VoLTE+SSRでクリアな音声、細かな使いやすさへの配慮も継承

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2014年10月28日, 午前 12:55 in au
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au 発表会 2014 Winterで新端末の一つとして発表されたのが、京セラ製URBANO(アルバーノ)V01です。基本設計から見ると、au VoLTEへの対応を除けば、7月に発売された前モデルURBANO L03とほぼ共通という仕様。

そのため位置づけとしてはVoLTE対応版、つまりマイナーチェンジモデルではありますが、似た立場であるLGエレクトロニクス製isai VLと比べると、本体デザインがL03から変更されていることもあり、マイナーチェンジ感はかなり薄い印象です。ここでは、実機でのインプレッションをお届けします。



なお、基本的な特徴などについては、以下の製品発表記事を参照ください。

au URBANO V01 発表。VoLTE 対応、強化ガラスDragontrail X、30分で50%急速充電のAndroid スマートフォン



さて基本性能に関してですが、ここはL03の時点で、5インチフルHD液晶やクアルコムのMSM8974AB(4コア、2.5GHz)の搭載など、他社のハイエンド端末に並ぶ仕様となっていたため、競争力は十分。「一歩引いた仕様でこなれた価格を狙う」という、L03以前までの京セラ製スマートフォンのイメージとは異なった戦略が継続されています。

実際にプリインストールされているアプリベースで一通り操作してみましたが、当然ながらもたつきなどは感じられないものでした。





また、L03での特徴だった耐衝撃性能の高さに関しても継承されています。ディスプレイ表面の強化ガラスに旭硝子製Dragontrail Xを採用する点や、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)をベースにした背面カバー、そして2重構造となったフレーム、ならびにガラス面を保護するため正面周囲に付けられた段差など、耐久性に関する基本仕様はL03と同一です。

なお、Dragontrail X(ドラゴントレイル・エックス)は、強烈な荷重を掛けても「割れずに曲がる」など、強度と柔軟性という相反する性質を備えた面白い強化ガラスです。詳しくは下記の記事をどうぞ。

動画:国内初採用、URBANOに「割れない」強化ガラス Dragontrail X。一般ガラス8倍の強度、曲がります




一方でマイナーチェンジモデルらしく、機能的には継承されつつも、実際の性能はチューンナップされた点もあります。その代表が『スマートソニックレシーバー』(SSR)でしょう。

これは、特殊なアクチュエーターを用い、ディスプレイの保護ガラス全体をスピーカー(振動板)として使う技術。一般的なスマートフォンのスピーカーに比べ、振動板面積の大きさなどから来る音質面での有利があり、またスピーカー部の穴がないことによるすっきりしたデザイン(上の写真に注目ください)と合わせて、ユーザーからは評価の高い機能でした。



V01では、通話時の音質仕様が向上したVoLTEに合わせ、高音域での振動パターンをチューニングするなど改良。京セラ側は好機とばかりに専用のデモアプリを作成するなどで、強くアピールしています。
実際にVoLTE経由で3Gとの比較試聴をしてみても、VoLTEの高音域から来るクリアさがわかりやすく、品質はかなり高いレベルと感じました。




また実際に使ってみて感じたのは、ホールド感の高さ。縦持ちすると、背面のカメラ部両サイドにある出っ張りがちょうど人差し指に引っかかり、安定感を増してくれます。



この箇所の出っ張りはL03から共通した設計だっため、説明員に「ホールド感を高める工夫か」と尋ねたところ、本来はカメラの出っ張りを上手く隠す意味合いのデザインである、との回答を得ました。しかし、それにしてはできすぎていると感じるほどのしっくり度合い。もちろん持ちかたによって印象が大きく変わるところですが、ぜひ店頭で触れて確認してほしいところです。



また、京セラのこだわりである3個の物理メインキーが金属素材になった点も興味深いところ。デザイン上のアクセントになっているだけでなく、周辺との素材や表面温度の違いにより、直接見なくても判別がしやすい改良にもなっています。



そしてカメラでユニークなのが、L03でも隠れた特徴だった、「くっきり超解像」モード。これはズーム時の画素荒れ(解像度低下)を超解像技術で補完する機能ですが、専用モードになっていることもあり、効きがいいのが特徴です。




今回は実際の効力を見るために、最大ズーム時の撮影前液晶画面(上)と、撮影後のデータ表示(下)を一部拡大して比較してみました。

他のモードでも撮影前の画面からは補完がなされるために単純な比較はできませんが、それでも効力が高そうな点は覗えるでしょう。目視での効果もかなりのものなので、ここもぜひ、店頭で確認できる機会があれば試して欲しいところです。



面白いのが、横とじ構造を採用する専用ケース。というのもWindow Caseと名付けられたこのケースは、スマートソニックレシーバーの特性を活かして、カバーを閉じたまま通話が可能になっているため。気になる着信時の応答操作はホームキーを押しての対応という、こちらも物理キーのメリットを活かした仕様になっています。



さらにホームアプリのアプリ一覧画面では、右にジャンルごとのタブが設けられた仕様となっている点など、これまでユーザーから評価の高かった仕様も継承。京セラ製スマートフォンは、カタログスペックには出ない細かな部分での使いやすさでユーザーからの定評を得ていますが、こうした気づかいは本機でも各所で感じられました。

他メーカーのような強力な売りは余り目立たないモデルではありますが、京セラファンが支持している、しっかりとした作り込みは今回も健在。au VoLTE対応モデルの屋台骨を支えるモデルとしての実力は十分と言えそうです。

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