楽天市場が銀行振込の振込先を楽天銀行に限定。猛反発のサウンドハウスは撤退を宣言

Takuro Matsukawa
Takuro Matsukawa
2014年11月20日, 午前 12:10 in internet banking
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楽天市場が、銀行振込で買い物をした際の振込先を楽天銀行に統一すると発表しました。楽天では利用者に対して「お客様により安心してお買い物していただくため」と説明しています。

しかし出店する店舗側にとっては、決済に使う口座を強制的に決められることになります。これに対し楽器通販大手のサウンドハウスでは、出店店舗の口座を勝手に作り強制することは「日本の商習慣ではありえない」「国内トップのインターネット事業を営む楽天が一方的にこのような暴挙を行うことについて、弊社では理解することも容認することもできない」と激しく批判し、3年間営業してきた楽天支店の閉店を告知しました。
従来、銀行振込で決済する場合の振込先は出店している店舗側で設定できました。しかし楽天は新たに楽天銀行内に出店店舗専用の支店「楽天市場支店」を開設。各店舗には個別の口座番号を与えて、2014年11月13日からは振込先を楽天銀行に順次一本化しています。



楽天は統一の目的を、「お客様により安心してお買い物していただくため、 楽天が決済の窓口となって決済代金の流れを確認できる仕組みをご用意」するためと説明しています。

しかしこの決定に反発したのが楽器通販大手のサウンドハウス。楽天が出店店舗の銀行口座を勝手に開設し、決済用口座をそこへ限定したことを「これまでの日本の商習慣ではありえないこと」と批判。

また「国内トップのインターネット事業を営む楽天が、自社グループの利益のみを追い求め、出店している店舗に対して一方的にこのような暴挙を行うことについて、弊社では理解することも容認することもできず」と述べ、楽天市場への出店中止を宣言しています。

ここでサウンドハウスの指摘する「自社グループの利益」について考えてみると、まず楽天市場での銀行振込決済のお金すべてが楽天銀行を経由するようになるため、楽天銀行の取扱高が大幅に増えることが予想できます。

また他行から楽天銀行へ振り込む際の決済手数料は、楽天銀行の口座から振り込む「楽天バンク決済」の手数料よりも高い(楽天バンク決済でも手数料は発生します)ため、クレジットカードを持っていないなどの理由で銀行振り込みを希望するユーザが楽天銀行の口座を開設することで、手数料収入の増加も予想できます。

加えてユーザが楽天銀行の口座に振り込んだ代金を、店舗が他行の口座に送金する際にも手数料収入が得られます。なお店舗の楽天銀行から他行への送金手数料は毎月10日と25日のみ無料です。

現時点でサウンドハウス楽天市場店にはアクセスできますが、商品は掲載されていません。

事実関係と楽天側の認識については、現在楽天に問い合わせ中です。回答がありしだい追ってお伝えします。
 
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