ASUSがChrome OSノートChromebook C300MAと、ミニデスクトップASUS Chromebox の国内一般向け発売日と価格を発表しました。
国内で一般向けに販売されるChrome OSデスクトップとしては今のところ唯一のモデルとなる ASUS Chromebox は、12月12日に実売予想3万1500円で発売します。予約受付は本日12月5日から。
ASUS Chromeboxは、約12cm角で高さ4cmほど、重量 約600gの小さなChrome OSデスクトップ。VESAマウント用のブラケットを同梱しており、こっそりモニタの背面にくっつけたりアームなどに設置できます。
中身はCeleron 2955U 1.4GHz、4GB DDR3L-1600 RAM、Chrome OSではローカルキャッシュ的に使うストレージは 16GB M.2など。
デスクトップなので小型のわりにインターフェース類は充実しており、HDMI 1.4a、DisplayPort 1.2、USB 3.0 x 4 (正面と背面に2ポートずつ)、SDXC対応SDスロット、ギガビットイーサネット、マイク/ヘッドホンコンボジャックなど。
無線は802.11a/b/g/nとBluetooth 4.0を内蔵し、ワイヤレスキーボードとマウスが付属します。
電源はコンセント直挿しのACアダプタ。歯は折り畳めます(だいじ)。
Chrome OS は中身をChromeブラウザベースでウェブアプリ(およびローカルで動くhtml5アプリ)のみに限定したかわりに、軽快な動作やOSアップデートなどの手間をなくしたOS。
ウェブとブラウザベースのアプリを使う分には考えることやメンテナンスの手間がかからず、Googleは『使うほど軽くなるOS』 とも表現しています(ゴミが増えてOSが重くなることがなく、ハードウェアが同じでもChromeがバージョンアップで軽くなってゆくため)。
トレードオフはWindows やOS Xのネイティブアプリは当然動かないこと。ローカル記憶域も少ないのでクラウドストレージなどが前提になること。また一般的なPC周辺機器は使えるものの、システムレベルで動きをカスタマイズするようなユーティリティはほぼ使えません(手間ひまかけて開発者モードで潜れば不可能ではありませんが)。
実際に使ってみると、Chromeのタブを多数開いてGoogleのウェブアプリを並べても軽快に作動します。詳しい評価はレビュー記事をどうぞ。
ASUS Chromeboxレビュー:日頃Chrome度が高い人ほどお勧めの小型デスクトップPC
ASUSは Chromebook C300MAも一般向けに12月13日から販売します。こちらは店頭販売の日本語キーボードモデルが3万6800円前後、ASUSオンラインショップ限定の英字キーボードモデルが2万9800円前後。
ASUS Chromebook C300MA は12月13日発売。日本語配列3万6800円、英語配列2万9800円